新潟2歳S
レース展望
夏の新潟の2歳王者決定戦。昨年から距離が1600mに変更された。距離は1200m、1400mと様々だが、過去10年の連対馬20頭のうち実に18頭が5番人気以内の馬で人気馬が堅実に結果を出している。昨年の馬連49.3倍が馬連最高配当で荒れても中穴までというのがパターン。昨年は4-6-1番人気で決着して3連複は51.2倍ついたように人気が割れれば3連複で中穴が期待できる。
この時期だけに絶対的な存在はいないが、注目はマイネルエクストラ、ダイワバンディット、マリンゴールド、ウイングレットの4頭。マイネルエクストラは阪神芝1600mの勝ち馬。稍重の馬場で勝ちタイムは平凡だが、サンデー産駒で奥の深さを感じさせる。馬体にしなやかさがあるし、素質はかなり高そうだ。素質だけで競馬を勝てるほど甘くはないが、レベルの高い関西でしかも1600mを勝ってきたことを評価したい。調教で攻めてくるようなら狙い目がある。
ダイワバンディッドはダリア賞の勝ち馬。超スローの前残りの流れを33.8秒の切れ味できっちり差し切ったように末脚は確かだ。どちらかというと短距離指向なので1600mの距離がポイントになるが、それなりに折り合いがつくのでギリギリこなせそうな気がする。新潟で2戦して勝ってきた経験も評価したい。
マリンゴールドはマリーゴールド賞の勝ち馬。好スタートから逃げてスピードの違いを見せつけたが、馬体を見る限りフロックではない。1600mをこなせるかどうかだが、陣営は距離延長に対応できるように調教してきている。折り合いがつけば最後までしぶとさを発揮しそうだ。
ウイングレットは緒戦はダイワバンディッドに敗れたが、2戦目できっちり変わった。勝ちタイム1分8秒9も評価できるが、馬体の作り、しなやかな走りなど随所に素質の高さを感じさせる。母エアウィングスのいいところを受け継いだようだ。父タイキシャトルで1600mの距離は臨むところだろう。
その他では3戦目でようやく勝ち上がったマイネルアクセル、エアジハード産駒のビッグハートあたりに注目したい。新潟は馬場の状態で上位に来る馬が変わっているので、土曜日の競馬でそのあたりをよくチェックしたい。馬場に合った走法の馬を狙うというのが基本スタンス。
03/09/03
競馬アナリストGM
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