小倉2歳S
レース展望
夏の小倉の王者決定戦。過去10年で1番人気は3連対のみで98年以降は連対なし。最近2年は馬連362倍、232倍とかなり荒れている。波乱の大きな要因は荒れ馬場。最終週に行われるため、内側がかなり荒れており、内枠に人気馬が入ると波乱になるというのがパターン。最近5年の連対馬は全て5枠より外枠の馬。先週は雨が降ってひどい状態だっただけに荒れ馬場は避けられそうにない。今年も枠順が大きなポイントになりそうだ。
注目はメイショウボーラー、フィールドルーキー、ロイヤルセランガーの3頭。これまでのレースを見る限りはメイショウボーラーが抜けた存在か。フェニックス賞では荒れ馬場を苦にすることなく、直線でロイヤルセランガーを突き離した。1枠から上手く外に出したように福永騎手の手綱捌きが光った。ただし今回は多頭数で馬場はさらに荒れている。前に行けば外を回れるかもしれないが、内枠を引くとやや確度は下がる。枠順と仕上がりで取捨を決めたいところ。
フィールドルーキーは新馬戦のダート1000mを59.2秒のレコードで勝った。スピードの絶対値が高く、馬体も見栄えがする。芝は初めてだが、今の荒れた馬場なら対応できそうだ。鞍上が今最も乗れている幸騎手だけに注目したい。ロイヤルセランガーはメイショウボーラーに負けているが、枠順や展開でまだ逆転の目は残している。
あとは3戦目でようやく勝ち上がったコスモサンビーム、一戦ごとにレースぶりが良くなってきたエイシンヘーベあたりに注目したい。一昨年、昨年と思わぬ伏兵が連対して大波乱になっているので、調教の動きのいい馬、外枠からスムーズな競馬ができそうな馬などを積極的に絡めていきたい。
03/09/03
競馬アナリストGM
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