デイリー杯2歳S
レース回顧
メイショウボーラーは前半3F35.5秒のゆったりとしたペースで逃げると最後は追いかけてきたグレイトジャーニーに2馬身差をつけてレースを制した。前半エーティーテイオーに少し絡まれたが、かかることもなくスムーズな競馬ができた。2戦目に2番手で折り合って勝ったように競馬センスはいいものがある。折り合いさえつけばマイルは守備範囲。相馬眼的にはもっと長い距離でもやれそうだ。パドックでは馬体の張り、気合乗りとも申し分なく、一頭だけ古馬の雰囲気。現時点での完成度は高いが、単なる早熟タイプでないことを付け加えておく。この勝利でデビューから4戦4勝。次はもっと相手が強化されるか、どんな競馬を見せてくれるか楽しみだ。
グレイトジャーニーは4番手を進み、直線でメイショウボーラーに接近したが、最後は突き放されて2着に敗れた。キャリア2戦目でまだ馬が若く、直線で内にささったのが痛かったが、現時点での力は出し切った印象。ラスト11.7-11.4秒と加速したメイショウボーラーを差し切るのは簡単ではない。馬体は目立つし、競馬センスも悪くないので、次走は巻き返してくるだろう。距離延長は問題ないので、無事にいけばクラシック路線に乗ってきそうだ。
アドマイヤシェイクは5番手からしぶとく伸びて3着。2着とは3馬身半差があったのであまり強調はできないが、まだ2戦目で馬が若いのでもう少し走れそう。調教は動かないが、がっしりした馬体は目立つし、初戦より馬体のバランスは良くなった。力のいる馬場の方が合いそうなタイプ。
セイシュンジダイは後方からメンバー最速の34.4秒で追い込んで4着。前走もメンバー最速の上がりを使ったように末脚はなかなかいいものがある。坂路調教は全く動かないが、レースに行っていいタイプ。展開が嵌れば大駆けがあるかもしれない。
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