ﾌｪｱﾘｰS
ﾚｰｽ回顧
ﾏﾙﾀｰｽﾞﾋｰﾄは好ｽﾀｰﾄから好位につけて4ｺｰﾅｰで先頭に並びかけると楽々と抜け出して3馬身差で楽勝｡前半33.5秒のﾊｲﾍﾟｰｽで前に行ってﾒﾝﾊﾞｰ最速の35.4秒で抜け出す完璧な内容｡このﾒﾝﾊﾞｰでは能力が違い過ぎた感｡距離はﾏｲﾙもこなすので､来年から外国産馬に開放される桜花賞が楽しみになった｡ﾊﾞﾙｼﾞｭｰ騎手は朝日杯FSに続き2週連続重賞制覇｡ﾌｪｱﾘｰSも連覇で今後益々勢いに乗ってきそうだ｡
ﾎｼﾉﾋﾟｱｽは4､5番手からしぶとく粘って2着｡初芝だったが､ﾀﾞｰﾄで激しい競馬をしてきた経験が生きた印象｡もう少し力のいる時計のかかる馬場なら差は詰まったかもしれないが､現時点ではよく走っている｡後藤騎手はﾁｬｸﾗ､ﾌﾟﾘｻｲｽﾏｼｰﾝに続き､3週連続重賞連対となった｡
ﾚｲｽﾞｱﾝﾄﾞｺｰﾙは3位入線も直線でｹｲｼﾞｰﾛﾏﾝの進路妨害をして失格｡北村宏騎手は右鞭を使っていたが馬が右側に寄れてしまった｡土曜はﾏｲﾈﾙﾃﾞｭﾌﾟﾚで強引な騎乗をして過怠金を課せられたが､2日連続で他馬に迷惑をかける結果になった｡ﾚｲｽﾞｱﾝﾄﾞｺｰﾙは426ｷﾛと馬体は小さいが､ﾊﾟﾄﾞｯｸでの雰囲気が良かったのでこれから走ってきそう｡北村宏騎手とのｺﾝﾋﾞで巻き返しを期待したい｡
ｱﾄﾞﾏｲﾔﾏｼﾞｯｸは中団から馬群を割ってきたがﾄｯﾌﾟとは0.9秒差の3着｡直線でｽﾑｰｽﾞさを欠いたので着差ほど差はないが､前が開いていてもﾏﾙﾀｰｽﾞﾋｰﾄに迫れたかどうか｡現時点では完敗｡ただ馬体の作り､調教の動きから資質は高いので､これからまだ強くなりそうだ｡田中勝騎手は中山が苦手という訳ではないが､他のﾚｰｽでもｽﾑｰｽﾞさを欠く騎乗が目立った｡
ﾊﾟｰﾌｪｸﾄﾀﾞﾝｽは後方から差して4着｡前半ｽﾋﾟｰﾄﾞについて行けずに置かれたが､最後はいい脚を見せた｡調教の動き､ﾊﾟﾄﾞｯｸでの気配が目立ったように調子自体は良かったが､初めての1200mで馬が戸惑った感｡もう少しゆったりといける距離になれば変わり身がありそうだ｡次は面白そう｡
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