根岸S
レース展望

昨年は中山ダ1200mで行われたが、今年は東京ダ1400mでフェブラリーSの前哨戦という位置づけ。東京ダ1400mで行われた01年と02年はノボトゥルーが人気薄で連対し、馬連40倍台の中穴決着となった。00年までは1200mだったが、1400mになり波乱傾向が強まっている。フェブラリーSに向け、各馬不利なく力を出し切る一戦を期待したい。

スターリングローズは昨秋のシリウスSでは調整遅れで8着に敗れたが、徐々に調子を上げて兵庫ゴールドTを制した。ダ1400mは[8-3-1-2]で連対率79%。東京ダ1400mは02年の欅Sで1分22秒2(良)の好タイム勝ちがある。条件は揃っているが、気になるのは、やはり59キロの斤量。59キロ自体はこなすが、最後の詰めが少し甘くなる。あとは内枠に入ると意外に取りこぼしが多いので注意したい。ただし、安定感ではやはりこの馬。狙い目は十分。

ノボトゥルーは前走の兵庫ゴールドTでスターリングローズに3/4馬身差の2着。色々な距離を使われているため、成績はややムラだが、ダ1400mは[5-4-0-1]で連対率90%。東京ダ1400mは[2-2-0-0]で根岸Sでも01年1着、02年2着と高いコース適性を見せている。この馬も59キロが課題だが、02年の根岸Sでは克服した。差す競馬をするので、前残りの展開、馬場状態でなければ堅実に差してきそうだ。今年8歳になったが、調子がキープできていれば侮れない。

ブルーコンコルドはガーネットSでマイネルセレクトに完敗したが、外々を回って早めに仕掛けたことが微妙に影響した印象。3着のシャドウスケイプに3馬身半差をつけたように能力は見せた。今回は霜月Sでレコード勝ちした舞台。55キロも有利なので、人気になるのは確実だろう。霜月Sでは1枠が有利に働いたので、そのまま評価できないが、ガーネットSの内容から好勝負できそうだ。ただし前々走20キロ増、前走20キロ減と馬体重の大幅増減があったのが少し気になる材料。中間の調教も軽いので、最終調教の動き、気配から判断したい。

あとは東京ダートでは確実に差してくるシャドウスケイプ、ダ1400mで[3-3-0-0]と結果を出しているサンライズキング、前走は馬体は目立ったがレースでは全く力を出し切れなかったハタノアドニスなども最終調教の動きと展開次第で狙い目がありそう。3着に人気薄が来ることが多いという点でヒューマに少し注目したい。ダートで2戦したが、強敵相手に5、6着に善戦。前走のパドックで気配が目立ったし、前々走のギャラクシーSでは直線で余力残しだった。3連複に絡めてみると面白そうだ。

今週から東京開催だが、根岸Sは土曜に行われるため、馬場状態のチェックが当日しかできない。昨年秋の東京ダートは内枠の馬が断然有利なときがあり、特に1枠の馬が大活躍だった。当日のダートのレースをチェックして枠順による有利不利があるかをよく見極めたい。あとは昨年から使い込まれている馬が多いので、当日の状態面のチェックも必須。最後まで粘り強い予想をした人に勝利の女神が微笑むはずだ。

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