ダイヤモンドS
レース展望
過去10年でトップハンデの最低は57.5キロだったが、今年のトップハンデは56キロ。重賞勝ちがあるのはルゼル(01年青葉賞)のみで例年に比べるとやや小粒のメンバーになった。最近5年は1、2番人気の連対はなく、万馬券が3回と荒れている。1番人気は[2-1-2-5]、トップハンデは[1-1-1-7]でいずれも8連敗中。今年は例年とはトップハンデの斤量が違うだけに連敗ストップなるか。
トップハンデはエリモシャルマンとナムラサンクス。エリモシャルマンはAR共和国杯3着、ステイヤーズS2着、万葉S2着と得意の長距離で堅実に走ってきた。AR共和国杯では後方からこれまで見せたことのない末脚を使ったように東京コースの適性はありそうだ。。冬場は安定して走るタイプで今回も順調に調教をこなしている。春天に出走するためにここはきっちり勝っておきたいところ。前走はナムラサンクスに負けたが、断然人気で少し大事に乗り過ぎた感もあった。距離に不安はないのでスムーズなら逆転も十分考えられる。
ナムラサンクスは、以前は2000m前後を使われ差して届かないケースが目立っていたが、距離を伸ばしたことでレースぶりが変わった。好位で折り合って切れる脚を使えるので紛れがない。八瀬特別でアイポッパーを負かし、比叡Sではシルクフェイマスに0.1秒差の2着と結果を出している。万葉Sで3000mを克服したし、スローの上がり勝負になれば東京の長い直線で決め手をフルに生かせそうだ。ただ展開に左右される面もある。
あとは迎春Sでアイポッパーを負かしたミッキーベル、ひと叩きされた上積みがあれば能力的に見劣らないフェリシタル、長距離得意な岡部騎手が騎乗するタニノエタニティあたりが面白い存在。穴で狙うとすれば51キロのトウカイトニーか。500万勝ちしかないが、スタミナと東京コースの適性でそこそこやれそう。なかなかビッシリ仕上げてこないが、徐々に調子を上げている。父は東京得意なトニービン。鞍上は昨年イングランディーレで勝った小林淳騎手。3連複に少し絡めてみると面白そうだ。
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