フェブラリーS
レース展望

昨年の最優秀ダートホースに選ばれたアドマイヤドンが始動。昨秋はエルムSを9馬身差で復帰戦を飾るとその後も南部杯で4馬身差、JBCクラシックで3馬身差をつけて楽勝した。ジャパンCダートはフリートストリートダンサーにハナ差で負けたが3着とは5馬身差。昨秋は日本馬に先着を許さなかった。きっちり仕上がって普通の競馬ができれば好勝負必至。マイルがベストとは思わないが、南部杯の勝ちっぷりから東京ダ1600mは問題なさそうだ。

では負けるとすればどんな場合か。昨年のJBCクラシックではマイナス9キロで馬体が寂しく映った。結果は楽勝だったが、スタートは出遅れ気味。外枠で挽回が利いた感もあった。ジャパンCダートではプラス4キロと持ち直していたが、レースでは最後に競り負けた。その後は疲れを考慮して有馬記念を回避。そして今に至る訳だが、調教は順調にこなしている。馬体は太め感ないが、それが果たしていいのか悪いのかの判断がつきにくい。

昨年のフェブラリーSはマイナス6キロだったが、結果は出遅れて、道中も大きな不利を受けて11着惨敗。これまでの傾向から馬体が減ると出遅れる。今年は昨年と同じジャパンCダートからのステップ。1週前調教での馬体を見ると減る可能性は少なからずありそうだ。ただこればかりは当日の馬体重と気配を見てみないことには何とも言えない。現にJBCクラシックでは楽勝しているように杞憂に終わる可能性もある。

出遅れても外枠なら挽回が利きそうだが、内枠だと1600mでペースが速いだけに簡単には挽回できない。内枠は芝コースを走れる距離が少ないのでスピードに乗りにくいということもある。実際、過去10年のフェブラリーSで1枠は1連対、2枠は連対なしとかなり不振。アドマイヤドンが内枠を引いて出遅れた場合は、アンカツが腹を決めて末脚勝負に賭けそうだが、やはり確度は下がる。負けるとすればこういうケースだろう。ただ昨秋に能力を証明しているだけにまともなら簡単には負けないはずだ。

以降は有料版での公開になります。


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