チューリップ賞
レース展望

過去10年の連対馬20頭のうち19頭が5番人気以内の馬。1、2番人気から5番人気まで流せば10年のうち9年で的中。単純にこれをだけ買っても回収率220%。1番人気が崩れると中穴になるので回収率がいい。ただし1番人気が崩れないと配当は望めない。1番人気の取捨がポイントになる。あとは桜花賞トライアルということ。過去10年でチューリップ賞と桜花賞を制したのはテイエムオーシャンのみ。チューリップ賞で2〜4着に敗れた馬が桜花賞で巻き返している。

1番人気はスイープトウショウ。阪神JFは直線で致命的な不利を受けて0.2秒差の5着に敗れたが、再加速して伸びてきたところに底力を感じさせた。年明け初戦の紅梅Sは大外を捲くって力で捻じ伏せる強い内容。負かしたダイワエルシエーロはその後クイーンCを楽勝している。今回は転厩初戦でしかもテン乗り。乗り難しい馬なので少なからず紛れはありそうだ。ただし、昨年よりかなり成長しているし、相馬眼的にも高評価できる馬。簡単には崩れないだろう。

ヤマニンシュクルは休み明け。坂路で好タイムを出しているが、どちらかというと使いながら調子を上げていくタイプ。最終調教の動きと気配で判断したい。阪神JFの勝ちタイムは1分35秒9。マイルがベストではないので、勝ちタイムが速くなると苦しい場面があるかもしれない。あとは阪神JF6着以来で仕上がりが鍵になるアズマサンダース、エルフィンSで好走したメイショウオスカルとメイクヒストリーが有力。特にメイショウオスカルはここにきて馬体の充実ぶりが目立つので注意したい。鞍上の藤田騎手も魅力。


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