中京記念
レース回顧

メイショウキオウは前半5F59.9秒のスローペースで逃げて、直線に向いてもしぶとく粘ってそのまま逃げ切った。大外枠からハナを切る秋山騎手の大胆な作戦。前走の小倉大賞典で4コーナーで見せ場を作ったが、そのときに前に行く競馬のイメージが沸いたようだ。2走前の七夕賞では2番人気支持されていたように元々力のある馬だったが、それにしても驚いた。重賞でシンガリ人気が勝ったのは01年小倉2歳Sのタムロチェリー(15番人気)以来約2年半ぶり。脚質転換を図ったメイショウキオウが今後どういう競馬を見せてくれるか楽しみだ。ローカルで鍛えられた秋山騎手にも注目。

ナリタセンチュリーは後方を進み、直線で馬群を割って伸びてきたが、1馬身差の2着まで。メンバー最速の34.4秒で上がってきただけにもう少し前に位置できれば結果は違ったかもしれない。ただし最近は広いコースでゆったりとした競馬をしてきた影響も多少あったのだろう。昨年は格上挑戦で金鯱賞7着したが、今回も能力のあるところを見せた。このまま順調なら今年は重賞を勝てるだろう。

カンファーベストは好位からしぶとく伸びたが3着まで。もう少し弾けていいはずだが、馬場入り後に放馬した影響が少なからずあったか。休み明けは苦にしないタイプで仕上がりは悪くはなかった。ただし、馬体や走りがもう少しスケールアップして欲しいという感じもある。次走は勝った朝日CCと同コースの大阪杯。休み明け2戦目は走るので注目したい。

エイシンチャンプは後方から徐々に押し上げて4着。最内をロスなく進めたが、それほど切れる脚はないので、もう少し前で進めた方が良かったか。ただし、小倉大賞典でも前に行けなかったし、徐々にズブさが出ているのかもしれない。蕁麻疹で中山記念を取り消したが、それを考えられば4着なら上々か。昨年の春は調教の動きが素晴らしかったが、まだ戻り切っていない印象。

クラフトワークは最後方を進み、3コーナーから外を捲くったが、最後は前の馬と同じ脚色になり5着に敗れた。このペースで最後方から行っては届かないのは当然。最近は追い込む競馬をしているが、元々は競馬センスが良く、自在性のあるタイプ。もう少し違う競馬もあったか。2000mもこなせるが、もう少しペースが速くなる1800mくらいが合いそう。半兄クラフトマンシップに似ているが、徐々にハンデキャップタイプに移行してきたような気もする。

キングフィデリアは2番手から伸びを欠き6着。赤木騎手が内々をロスなく回ってきたが、最後のもうひと踏ん張りがなかった。ただし徐々に復調してきているのは確か。赤木騎手は他のレースでも内につけてロスなく回り、直線で鋭い鞭を使って何度も穴をあけていた。考えられた騎乗と確かな腕。これからいい馬がどんどん集まってきそうだ。活躍を期待したい。


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