目黒記念
レース展望

今年で第118回を迎える歴史のある重賞。00年にステイゴールが勝ったときには拍手をして喜んだのが懐かしい。あれから4年が立つが、今年のオークスにはステイゴールドの全妹レクレドールが登録している。抽選対象で出られるか分からないがぜひとも出走して欲しいもの。それはさておき目黒記念。位置づけとしては宝塚記念の前哨戦。今年は天皇賞(春)組vs重賞実績ある古豪vs新興勢力の対戦といったイメージ。重賞実績ある古豪がどこまで復調しているのかがひとつのポイントになりそうだ。

各馬の仕上がりについては、前走のパドック気配、中間の調教状況、最終調教の動きと気配から判断するが、気になるのはダイタクバートラムの仕上がり。前走は20キロ減の492キロでいかにも細く見えた。乗り込まれているので爪は大丈夫そうだが、どこまで馬体が戻っているかが鍵。以前のデキに戻っていれば、58.5キロのトップハンデでも軽くは扱えない。ただ武豊騎手がエアセレソンに騎乗するというのが少し気にはなる。

天皇賞(春)組ではチャクラとダービーレグノがそれなりに人気を集めそう。チャクラは他の4歳馬とそう差はなさそうに思えるだけに56.5キロのハンデが気になる。鞍上は目黒記念で3勝を挙げている柴田善騎手。今年の初重賞制覇なるか。あまり買いたいとは思わないが・・・。ダービーレグノは昨年の目黒記念で後方から追い込んで0.1秒差の4着。最近は馬体が充実して気配が良くなったが、使い込まれているだけに当日の気配次第だろう。ただ昨年より2.5キロ重いハンデが課題か。

新興勢力はシャドウビンテージ、サクラセンチュリー、アイポッパーと魅力のある馬が多い。各馬一戦ごとに充実してきているし、ハンデG2なら通用する下地はありそうだ。相馬眼的にはサクラセンチュリーに注目しているが、前走馬体が16キロ減ってレースも不甲斐ない内容だっただけにそれを払拭するような動きを調教で見せて欲しいところ。シャドウビンテージは馬体がしっかりして力強さが出てきている。AR共和国杯は力負けだったが、今なら何とかなりそうだ。アイポッパーは堅実に走るので大崩れのないタイプ。東京の長い直線でどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみ。東京は今週からCコースになるので、そのあたりも考慮したい。

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