東海S
レース回顧
アンドゥオールは中団を進み、内から徐々に進出して直線に向くと一気に抜け出してレースを制した。長距離の経験は1回しかなかったが、折り合いがつくのでむしろ合うようだ。1月の1000万条件を勝ってからダート5戦4勝。馬体に厚みも出てきたし、本格化した印象。父ブライアンズタイムで母スターバレリーナで底力のある血統。今後どこまで強くなるか楽しみだ。
タイムパラドックスは後方から大外を捲くって追い込んだが半馬身差の2着。4コーナーで外に大きく振られるロスがなければもっと際どかったか。メンバー最速の36.7秒の末脚で追い込んできただけに惜しい内容だった。馬場が渋ると末脚が切れるので、今後も注意していきたい。
ヒシアトラスは好位からしぶとく粘って3着。2着に3馬身半差をつけられたが、距離に目処を立てたのは今後に向けて大きい。消耗戦に強いタイプでバテてもジリジリ伸びるのがこの馬のいいところ。これから経験を積んで力をつけていけば重賞を勝つチャンスがありそうだ。
ビワシンセイキは早め2番手から粘り込んだが最後はバテて4着。積極的な競馬をしたが、この距離はやはり少し長いようだ。苦手な左回りを克服しての4着。一時期の勢いはなくなったが、地力は健在なので、今後も適距離ならやれそうだ。
ベラージオは後方から伸びて5着。小回りコースだと器用さがないぶん動いていけない感じ。広くて直線の長い東京コースがやはり合うようだ。徐々に力をつけてきているので、そのうち重賞で通用するところまでくるだろう。馬体に伸びやかさが出てくればもっとやれる。
サイレンスボーイは3コーナー先頭からしぶとく粘ったが、最後は力尽きて6着。厳しい流れだったが、今の勢いを感じさせる走りで踏ん張っていた。適距離ならこんなことはないだろう。早く賞金を上積みして地方交流競走に出走して欲しいところ。
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