金鯱賞
相馬眼予想

中京は晴れで芝は良馬場。天気予報では雨は何とかもちそう。先週は開幕週で芝がかなり深かった。今週もJRA発表の芝丈は同じだが、馬場を見てみないと何とも言えない。芝を刈り込んで芝丈が発表通りなら軽い馬場でスピードが出やすいのかもしれない。推測の域を出ないので馬場を見てからにしたいが、ここでは先週より少し刈り込んだ馬場ということで予想してみたい。

まず展開だが、逃げるのはマグナーテンかタップダンスシチー。おそらく出たなりだが、テンのスピードがあるマグナーテンが行きそう。ペースはタップダンスシチーがどう来るかで変わりそうだが、平均かそれよりやや遅い程度か。昨年は稍重の馬場でタップダンスシチーは強引に3コーナーから先頭に立ったが、今年は良馬場なら後続の末脚が怖いので昨年のような強引なレースはしなそう。マグナーテンにプレッシャーをかけながら直線で早めに先頭に立つイメージだろう。

アンカツのザッツザプレンティを天皇賞(春)の雪辱を誓って早めに来るようだとレースは激しくなるが、タップの強さを知っているアンカツがそこまで強引に勝ちに来るかどうか。スティルインラブもいい脚を長く使えるが、休み明けで初の牡馬相手に57キロ。タップダンスシチーに真っ向勝負を挑んで疲労するよりは次走の宝塚に勝負をかけるといった感じだろう。アドマイヤグルーヴは後方から差す競馬。レースが激しくなって前が崩れれば最後に突っ込んできそうだが、前が楽をするようだと届かない。

タップダンスシチーがマグナーテンを可愛がるようだと57キロだけに粘り込みは十分考えられる。前走より調子を上げているし、馬体の張りも上々。問題があるとすれば、中京芝2000mで実績のない田中勝騎手か。あとは中京芝2000mの重賞をトウカイパルサーとカゼニフカレテで勝っている吉田稔騎手が騎乗するブルーイレヴン。内を突くのか、大外を捲くるのか分からないが、2キロの差があればこのメンバーでもやれる。配当妙味を求めるならこの馬だろう。

さあ最終決断。本命はタップダンスシチー。調教を見る限り仕上がりはいいので、59キロでも得意の中京なら地力を発揮しそう。相手は昨年より軽いように思える。対抗はブルーイレヴン。調子はいいので、3回目の騎乗になる吉田稔騎手に期待。準対抗はマグナーテン。単騎で行ければしぶといのは大阪杯で証明済み。ジャパンC4着馬に57キロは有利に映る。押さえはザッツザプレンティ、スティルインラブ、アドマイヤグルーヴの順。

馬券は馬連◎−○▲を本線に馬連◎−△注が押さえ。オッズ次第ではもっと絞り込まないといけないが、馬場が分からない現時点ではここまでとした。3連複は◎を1頭軸にした他5頭ボックスにしておく。当日の馬場を見極めて微調整したいところ。

◎タップダンスシチー
○ブルーイレヴン
▲マグナーテン
△ザッツザプレンティ
注スティルインラブ
注アドマイヤグルーヴ


■当日配信したパドック診断(評価順)

中京11R 金鯱賞
○7:タップダンスシチー
▲6+:ブルーイレウン
▲6+:ザッツザプレンティ
△6:マグナーテン
△6:スティルインラヴ
△6:アドマイヤグルーヴ

タップダンスシチーは見た目は仕上がっている。気合乗りもまずまず。ブルーイレヴンは使っているぶん仕上がりいい。ザッツザプレンティはマイナス体重が少し気になるが雰囲気はいい。

[Home]