宝塚記念
有力馬診断

[6+]シルクフェイマス
天皇賞(春)のあとリフレッシュ放牧に出されたが、乗り込まれてきっちり仕上がった印象。多少テンションが高いので、当日落ち着いているかがひとつのポイントになる。天皇賞(春)は3着したが道中折り合いを欠き気味だったし、距離短縮は間違いなくプラス。阪神コースの実績はないが、本格化する前の話で不得意ということはないだろう。馬場も土曜くらいの渋り加減なら問題なさそう。徐々に底力が備わってきているので、タップダンスシチーと真っ向勝負してもやれそうだが、最後にひと伸びできるかどうか。ただ1枠を引いたので、道中ロスなく進める強みはある。正攻法の競馬でどこまでやれるか。

[6+]ローエングリン
最終調教は前捌きが少し硬く映ったが、馬は走りに前向きで前走のデキはキープできていそう。宝塚記念は3歳時に挑戦して直線見せ場たっぷりの3着。古馬となり本格化した今ならという気もするが、今回はタップダンスシチーが厄介な存在。最後にそれほど爆発力はないので直線入り口で後続を引き離したいが、タップダンスシチーがそれをさせてくれるかどうか。ただスピードの持続力は素晴らしいものがあるので、道中のペース配分によっては一発があっても驚けない。タップダンスシチーが何らかの理由でいつもの競馬ができなければチャンスが広がる。横山典騎手は大きな魅力。

[6+]ザッツザプレンティ
金鯱賞は直線で一杯になりかけたが、最後にしぶとく伸びて3着を確保した。スタミナを感じさせたし、何より高速決着に対応できたのが大きい。使われているので、さらに調子を上げたという感じはないが、この馬なりにデキはキープできている。昨年ヒシミラクルが勝ったようにスタミナが問われる流れになれば、最後にしぶとく伸びてきそう。それほど切れる脚はないが、昨年のヒシミラクルが上がり3F36.0秒なら問題ないだろう。直線に坂のある阪神コースは得意だし、鞍上のデムーロ騎手も魅力。

[6 ]サイレントディール
海外遠征明けだが、乗り込まれて仕上がった印象。ダービーで4着したように芝もこなせる。昨年は10着に敗れたが、馬体が充実した今ならもっとやれそうだ。高速決着になった場合が課題だが、少し馬場が渋っているので、その点はクリアできそう。フェブラリーSで2着した底力に賭けてみる手はある。

[6 ]スティルインラブ
金鯱賞はイレ込んで見せ場なく8着に敗れたが、ひと叩きするとガラッと変わるタイプ。昨年のようにパドックでジワッと気合が乗っていれば力は出せるだろう。牡馬の一戦級相手に楽ではないが、競馬センスが良く器用に立ち回れるので、ロスなく回って来れればチャンスがあるかもしれない。芝丈が短くなったことは有利に働きそう。

[6 ]ダイタクバートラム
最終調教で最後までしっかり伸びて調子を上げてきた。馬体をフックラ見せているのもいいし、昨年のいいときの状態にだいぶ近づいてきている。昨年は調子が徐々に下降気味だったが、それでいてトップと0.4秒差の6着。最後は前が壁になって脚を余していた。調子が戻って、乗れている小牧騎手なら一発あるかもしれない。

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