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函館2歳S
相馬眼予想
函館は晴れ､芝ｺｰｽは良馬場｡土曜の競馬を見ると馬場は内側がかなり荒れてきた印象｡前に行った馬も内側を避けている｡外からの差しが決まりやすいが､4ｺｰﾅｰである程度前につけないと直線が短いため届かない｡内枠の馬は最初から馬場の悪い内側を通るので不利だが､土曜最終のﾁｱﾌﾙｽﾏｲﾙのように好位につけられれば4ｺｰﾅｰで外に出せる｡ただし馬に器用さが必要だし､騎手の腕も問われる｡ｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞとｽｽﾞｶﾌﾞﾙｰﾑの2頭がこの条件を満たす｡
基本的に馬場のいい外を通れる外枠が有利だが､3､4ｺｰﾅｰで外々を回るﾛｽがかなりあるので､ｽﾋﾟｰﾄﾞの持続力と底力が問われる｡後続を引き離して勝つような裏づけが必要だろう｡大差勝ちをしたﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ､3連闘は気になるが10馬身差で勝ったｶｼﾏﾌﾗﾜｰがこの条件を満たす｡他のﾚｰｽとの比較で時計も優秀なので､状態面が本物ならそれなりの競馬はするはず｡好位追走から抜け出す馬が有利という点でｽｷｯﾌﾟｼﾞｬｯｸ､ｵｰｳﾞｪｰﾙの2頭｡枠も真ん中なら悪くはない｡
次に展開だが､逃げるのは1枠を引いたﾘｯｶﾊﾞｸｼﾝｵ｡ｽﾀｰﾄﾀﾞｯｼｭが速く､前走は楽に前半3F34.4秒でﾊﾅを切った｡1枠で他馬に被せられたら辛いので､今回は手綱をしごいてでも行くはず｡ｵｰﾌﾟﾝ･ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰSの前半3Fは34.2秒｡今回は34.0秒前後だろう｡3ｺｰﾅｰから各馬仕掛けて4ｺｰﾅｰでは馬群がかなり外まで広がりそう｡直線ではﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞と同様に上がりのかかる消耗戦｡力のある馬が粘り込むところに差し馬がどこまで差して来るかといったｲﾒｰｼﾞ｡
ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞で連対したｵｰｳﾞｪｰﾙとｽｷｯﾌﾟｼﾞｬｯｸは速い流れを経験しているのは有利｡勝ちﾀｲﾑ1分11秒3というのは少し物足りないが､ｵｰｳﾞｪｰﾙは函館輸送後の一戦､ｽｷｯﾌﾟｼﾞｬｯｸは1番人気で各馬にﾏｰｸされて前に行ったもの｡2頭とも変わる余地はある｡3着のｺｽﾓｽﾊﾟｰﾌﾞは新馬戦で豪快に差し切ったように鋭い決め手がある｡新馬､ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞と速いﾍﾟｰｽも経験しているので､流れに乗れれば差して来そうだ｡
あとは自身の前半3Fが34秒台で好走しているのは､34.4秒で逃げ切ったﾘｯｶﾊﾞｸｼﾝｵ､福島と新潟だが全て34秒台のｶｽﾞｻﾗｲﾝ､34.1秒で未勝利を勝ったｶｼﾏﾌﾗﾜｰの3頭｡ﾘｯｶﾊﾞｸｼﾝｵとｶｽﾞｻﾗｲﾝは1枠が気になるが､前者は逃げ馬､後者は唯一の2勝馬だけに押さえておきたい｡ｶｼﾏﾌﾗﾜｰは3連闘で常識的には辛いが､ﾒﾝﾊﾞｰ最速ﾀｲﾑだし､枠順もいいので通用する下地は少なからずある｡
さあ最終決断｡本命はｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞ｡新馬勝ちの時計は物足りないが､ﾊﾞﾈの利いたﾌｯﾄﾜｰｸで後続を突き放した姿が印象的｡ｺﾞｰﾙを過ぎても唸っていたし､1F延長は大歓迎｡馬体は相馬眼的な裏づけがあるし､調教の動きも絶好｡乗れているﾎﾜｲﾄ騎手とかなり条件が揃った感｡勝負強いﾀｲﾌﾟに思えるので､ﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰを負かすとすればこの馬という見立て｡
対抗はﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ｡良馬場の時計勝負は未知数だが､稍重だったにしても前走の内容が圧巻｡前半のﾍﾟｰｽに戸惑わずに好位を追走できれば最後は力で押し切りそうだ｡少し外過ぎるが､外枠は悪くないし､鞍上は何と言っても藤田騎手｡納得できる競馬はしてくれるだろう｡
◎ｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞ
○ﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ
*本命と対抗のみ公開
★ﾊﾟﾄﾞｯｸ診断
函館9R 函館2歳S
○6+：ｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞ
○6+：ﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ
ｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞ:馬体減ったが引き締まった感じで仕上がり･気配いい｡
ﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ:落ち着きあり気配まずまず｡
*上位2頭のみ公開
★ﾚｰｽ結果
1着◎ｱﾝﾌﾞﾛﾜｰｽﾞ
2着○ﾃﾞｨｰﾌﾟｻﾏｰ
3着☆ｶｼﾏﾌﾗﾜｰ
単勝1,520円
馬連2,090円
馬単6,540円
3連複8,700円
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