京成杯AH
レース展望

関東で秋開催最初に行われるハンデ重賞。昨年はフルゲートの16頭で行われたが、今年は11頭立てになりそう。トップハンデが56キロというのは96年以来8年ぶり。昨年に比べるとメンバーのレベルは落ちる印象。ただこのレースを足掛りに今後活躍する馬がいるかもしれない。過去10年で1番人気は6連対。連対馬20頭のうち15頭が5番人気以内。ハンデ戦でも人気馬が堅実。52キロ以下の軽量馬の連対は昨年のシベリアンホークのみ。軽量馬は不振傾向。

トップハンデは56キロのマイネルモルゲンとマイネルソロモン。同コースのダービー卿CTでワンツーを決めたが、そのときが54キロ。今回は2キロ評価された。マイネルモルゲンは休み明けで仕上がりが鍵だが、気性的に仕上がり早のタイプ。乗り込まれており仕上がってきそう。ダービー卿CTの内容からここでも当然有力。それほど切れる脚はないので、ペースが速くなった方が力を出せる。マイネルソロモンはNSTオープン1着、関屋記念3着と夏に結果を出してきた。中山芝1600mは[2-1-0-0]の得意コース。激戦の疲れと蛯名騎手が出遅れがなければやれそうだ。

マイネル2頭を負かす馬、割って入る馬がいるかが焦点になりそうだが、ここではシベリアンホークに注目したい。昨年の京成はAHでは逃げて2着に粘った。51キロのハンデと展開が有利に働いた感もあるが、この時期の野芝だけの馬場が合っているのも事実。使い込むと脚捌きが硬くなって結果が出ないタイプだが、今回は3ヶ月ぶりの出走でリフレッシュされている。これまで休み明けは新馬戦を含めると[3-1-0-0]の好成績。鞍上はこの時期の中山で好走が目立つ江田照騎手。今年も激走があるか。

あとはシャイニンルビー、オーゴンサンデー、ニシノムーンライト、マイネルゼストなど伏兵が多い。夏場使ってきた馬は疲れが出る時期だけに状態面には十分注意を払いたい。中山芝1600mはスタートしてすぐに2コーナーに向かうため、外枠の逃げ先行馬はコースロスが大きい。枠順の影響も無視できない。今週から3連単がスタート。各馬の状態面と枠順次第で荒れそうなので、夢の超万馬券を少し狙ってみたい。

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