京成杯AH
レース回顧

マイネルモルゲンは2コーナーで掛かって先頭に立ったが、そこからはマイペースで進み、最後はシャイニンルビーの追撃を振り切ってそのまま逃げ切った。朝日杯FSを思い出させたが、先頭に立ってから落ち着いて走っていた。調教師が笑ってしまうレースぶりに後藤騎手のガッツポーズ。何とも言えないが、トップハンデの56キロを背負って勝ったのだからこのメンバーでは力が上だったのだろう。プラス10キロで多少体に余裕があったので、次走は1度使った上積みが見込めそうだ。マイルCSに向けて好スタートを切った。

シャイニンルビーは内々をロスなく回って最後はマイネルモルゲンにクビ差まで迫ったところがゴール。1枠を引いたことがかなり有利に働いた感もあるが、パドックでは前走より後脚の踏み込みが良くなり気配が上向いていた。北村騎手は前日の紫苑Sのインゴットと同じような騎乗で結果を出した。シャイニンルビーはまだ力強さが不足気味だが、馬場さえ良ければこれくらいはやれる。

マイネルソロモンは中団から差してきたが3着止まり。直線入り口で前が詰まって追えない不利が響いた印象。前半は前にいたが、ハミを噛んでしまったため、蛯名騎手が控えたようだ。そのまま積極的に行ければ結果は違ったかもしれない。得意の中山で重賞制覇のチャンスだったが・・・。使い込んでいるので、次走は状態面に注意したい。

ミスキャストは後方から猛然と追い込んで4着。パドックではまだ復調途上という感じだったが、最後はいい脚を使った。夏場が苦手な馬で近走不振だったが、これがいいきっかけになれば。以前よる少しズブくなっているが、折り合えば末脚は確実。そろそろ復活がありそうだ。

オーゴンサンデーは最後方から伸びてきたが5着止まり。メンバー最速の33.4秒で上がっているが、直線入り口でミスキャストがいて外に出せなかったのが痛かった。まともなら3着争いに加われただろう。坂路再開でようやく調子を上げてきたので、次走が得意の東京コースなら注意したい。

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