スワンS
レース展望

マイルCSの前哨戦。過去10年で1番人気は[2-1-0-7]、2番人気は[3-3-1-3]で2番人気の方が結果を出している。1番人気は最近4年16着、7着、5着、4着とかなり不振。3歳馬が1番人気になると[0-0-0-4]で全く結果が出ていない。以前はG1実績のある馬が結果を出して堅かったが、最近2年は2-9番人気で馬連144.4倍、11-2番人気で馬連83.1倍と波乱傾向。昨年は◎ギャラントアローで単勝、馬連、馬単、3連複を全てゲット。今年も人気薄狙い馬がいるので楽しみだ。

人気になりそうなのは、メイショウボーラー、シーイズトウショウ、ギャラントアロー、ロイヤルキャンサー、ゴールデンキャストあたり。メイショウボーラーは古馬相手の安田記念で見せ場なく11着でに敗れたが、使い詰めの影響もあったのだろう。今回はひと息入れて仕切り直しの一戦。京都外回りはデイリー杯2歳S勝ちがある。1200mをこなすスピードがあるので距離短縮はプラスだろう。昨年夏から使い込まれて仕上げられた馬。今回結果が出ないようだと今後厳しくなる可能性もある。

シーイズトウショウは前走スプリンターズS7着。不良馬場が影響したこともあるが、中舘騎手が中途半端な騎乗をしたこともあるのだろう。過去4年の連対馬8頭のうち6頭がスプリンターズS組。最近は主流ステップになっている。京都芝1400mはファンタジーS2着、紅梅S3着がある。1F延長でどれくらい終いが甘くなるかだろう。鞍上の池添騎手はこの馬で[1-5-0-4]。乗り替わりはプラスになる。

ギャラントアローは昨年の覇者。春は尻つぼみの成績だったが、連戦の疲れもあったのだろう。今回はリフレッシュされて、かなり乗り込まれている。調教でまともに走らないことが多く春は向こう正面をゴールに見立てていたが、今回はダートの栗Bコースが気に入ったのか、ゴール目掛けて普通に時計を出している。スタート後に直線が長いコースが合う馬で京都芝1400mは得意コース。58キロと斤量は楽ではないが、きっちり仕上がっていればマイルCSに向けて格好はつけそうだ。

ロイヤルキャンサーは前走マイルのポートアイランドSで先行して2着に粘った。芝1400mは[5-1-2-3]の得意距離。昨年は最後方から追い込んで0.5秒差の4着だった。最近は前に行く競馬をしているが、今回は武豊騎手がどう乗るか。ゴールデンキャストはスプリターズSで11着に惨敗。不良馬場が影響したようだ。芝1400mは[2-0-1-2]で適距離の範囲。良馬場ならもう少しやれるだろう。夏からかなり使い込んでいるので状態面が鍵になる。

2004/10/28
競馬アナリストGM

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