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鳴尾記念
レース展望
開催時期や距離がかなり変更されたが、00年から12月の阪神芝2000mのハンデ戦として落ち着いた。過去4年で1番人気は1、2、1、3着で昨年のサイドワインダー以外は連対を確保。連対馬8頭のうち7頭が56キロ以上で斤量を背負った馬が活躍している。過去4年で56.5、57.5、58.5キロに設定された馬は8頭いるが、[4-2-1-1]で4年連続1着の好成績。コンマ5キロ設定はJRAハンデキャッパーを悩ました証拠。設定された馬がいたら注目したい。
人気になりそうなのは、スズカマンボとヴィータローザ。スズカマンボは今回と同コースの朝日CCで古馬を撃破。超スローの上がり勝負だったとはいえ、初の牡馬相手で重賞を勝ったのだから評価できる。ただ当時は斤量が53キロ。今回は56キロになり、朝日CCでハナ差2着のヴィータローザとは5キロ差から1.5キロ差に詰まる。そこがネックだが、当時は休み明けで今回は叩き3戦目。体調面のアップがあれば相殺できるだろう。鞍上は阪神芝2000mの鬼・アンカツ。かなり人気になりそうだ。
ヴィータローザは朝日CC2着の後、毎日王冠5着、天皇賞(秋)7着と一線級には歯が立たなかったが、大きくは崩れなかった。今回はここ2戦と比べて一気にメンバーが楽になる。斤量はデータ的に注目の57.5キロ。コンマ5キロに設定された馬はこの馬しかいない。スズカマンボとの斤量差が1.5キロになるのも好材料。充実の4歳秋。昨年のセントライト記念以来の重賞制覇なるか。鞍上はテン乗りの渡辺騎手。
トップハンデは58キロのダンツジャッジとマイソールサウンド。ダンツジャッジは前走の京阪杯で復調気配を見せた。中1週が続くが、本来の力を出せれば通用していい馬。最終調教で上積みがあるようなら要注目。マイソールサウンドはここ3戦惨敗続き。ずっと調教は動いているが、馬場が渋ったり、馬場の悪い内を突いたりして結果が出ていない。今回のメンバーなら通用する下地は十分あるが、アテにしにくいタイプ。あとは福島記念を勝ったセフティーエンペラ、同2着のミスキャスト、前走復調気配を見せたサクラセンチュリーあたりが人気になりそうだ。各馬の調子、馬場、展開などを考慮して総合的に判断したい。
2004/12/08
競馬アナリストGM
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