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ガーネットS
レース展望
97年にG3に昇格したダート短距離重賞。03年にハンデ戦に変更された。過去8年で1番人気は[4-2-0-2]で連対率75%。関西の牡馬に限定すると[2-1-0-0]と信頼度は高い。馬連配当は8回のうち7回は10倍台までの堅い決着。ハンデ戦として行われたここ2年も17.8倍、8.0倍と堅く収まっている。ただ3着に極端な人気薄が来ることが多く、3連複と3連単は大穴が狙えそう。1分10秒台の高速決着になるので、時計勝負に対応できる馬を狙いたい。
人気になりそうなのは、アグネスウイング、サミーミラクル、ヒカリジルコニア、メイショウボーラーあたり。アグネスウイングは7月の阪神ダ1200mを好時計勝ちするとそこから怒涛の4連勝でシリウスSを制した。前走のJBCスプリントではマイネルセレクトに0.5秒差をつけられたが、きっちり2着を確保しG1で通用することを証明した。今回はトップハンデ57.5キロだが、斤量はこなすタイプ。調子がキープできていれば簡単には崩れないだろう。シリウスS1着→JBCスプリント2着→ガーネットSというのは昨年の勝ち馬マイネルセレクトと同じステップ。
サミーミラクルは7月の1000万条件を勝った後に休養を挟んで3連勝。前走のアクララインSは直線で前が壁になる苦しい展開だったが、外に出すと一気に弾けて2着に3馬身差をつけた。1600万条件だったが、ここではモノが違うといった走りでインパクトがあった。距離はもう少しあった方がいいかもしれないが、1200mでも地力で何とかなりそう。アグネスウイングは強いが、今回は2.5キロ差の55キロ。鞍上に武豊騎手を迎え逆転を狙う。
ヒカリジルコニアは昨年11戦5勝2着2回とメキメキと力をつけオープン特別で2勝を挙げた。東京盃でマイネルセレクトの2着に入り重賞にも目処を立てている。前走のJBCスプリントは致命的な出遅れがあり参考外。すんなり好位につけられればしぶとさを発揮するタイプ。今回も圏内にいる。メイショウボーラーは初ダートで砂を被った場合にどうなのかは未知数。ただスピード自体は通用しそう。白井厩舎はアグネスウイングと2頭出し。今回は乗り慣れた福永騎手が手綱を取る。
あとはガーネットSで一昨年2着、昨年3着しているシャドウスケイプ、初ダートの太秦Sで好時計勝ちしたアタゴタイショウあたりが人気になりそうだ。人気がないところではマルカキセキの半兄サイモンセッズに少し注目したい。3走前の神無月Sでは展開もあったがジンクライシスを負かしている。中山ダ1200mは[2-2-2-1]の得意コース。ハンデ54キロでどこまで食い下がれるか。中山ダ1200mは芝コースの2コーナー奥からスタートする特殊コースだけに枠順も考慮したい。
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