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東京新聞杯
レース展望
真冬の東京マイル戦。時期的に手薄なメンバーになりがちだが、昨年の勝ち馬ウインラディウスが京王杯SCを制したようにその後の重賞で活躍する馬が多く、G3にしてはレベルが高い。過去10年で1番人気は[3-3-0-4]で連対率60%。最近5年は9、2、8、2、4着で連対は一年ごと。あまり信頼できない。連対馬20頭のうち19頭に芝1800m以上で連対経験があった。広い東京コースだけに距離の融通性が必要になる。
1番人気はハットトリック、その後は少し人気が割れそうだが、ウインラディウス、アサクサデンエン、ミッドタウンが続きそう。ハットトリックは1000万条件から3連勝で重賞制覇。条件戦で見せていた末脚の爆発力はやはり伊達ではなかった。並の馬なら一気に重賞制覇とはいかないが、そのレベルではないということなのだろう。今回は2戦2勝の実績がある東京芝1600m。開幕週の馬場と展開が鍵だが、武豊騎手が対策してくるだろう。相馬眼的に裏付けのある馬。ここもあっさり通過か。
ウインラディウスは昨年の覇者。昨年のスプリンターズS以来となるが、じっくり乗り込まれて仕上がりは良さそう。昨年はスローペースの中を先行して2馬身差で快勝。前に行った馬に33.7秒で上がられては後ろの馬は手も足も出ない。中山より東京向きで折り合えば末脚は確実。昨年は54キロだったが、今年は57キロ。京王杯SCを57キロで勝っているが、他馬との比較で有利ではない。折り合い面などからベストは東京芝1400m。3キロ増で昨年くらい走れれば勝ち負けだろう。
アサクサデンエンはニューイヤーS2着。直線で追い込んできたが、稍重が影響して3/4馬身届かなかった。ただオープンで通用することは示した。東京芝1600mは[2-0-0-0]の得意コース。33秒台の切れ味があるので、乗れている横山典騎手がどう生かすかだろう。ミッドタウンはニューイヤーS1着。展開が向いたが、大外枠スタートから折り合った姿はこれまでなかったもの。過去10年でニューイヤーSの勝ち馬は[2-1-0-0]で連対率100%。ミッドタウンは東京芝で[0-0-0-4]と連対はないが、今ならこなすか。鞍上は柴田善騎手。
あとは京都金杯4着のキネティクス、シンザン記念以来のマイル戦となるグレイトジャーニー、京阪杯4着のメテオバースト、京都金杯2着のアルビレオあたりが続きそう。それほど力差はないので、騎手の腕で着順が替わりそうだ。昨年末に乗れていた内田博騎手のメテオバーストが面白い存在か。左回り得意なダイワバンディットにはペリエ騎手。何とも不気味だが、ペリエ騎手は来日1週目は意外にスロースタート。今開催の東京は全てDコース。昨秋は内を通った馬が断然有利だったが、Dコースでどうなるか。そこも大きなポイントになる。
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