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共同通信杯
レース回顧

ストーミーカフェは前半5F60.0秒の平均ペースで逃げる競馬。直線に向いて後続の追い上げを待って追い出すと楽々と引き離して2馬身半差でレースを制した。直線では絶好の手応えで四位騎手が後ろを振り返る余裕があった。58キロを背負ってこの楽勝劇。能力の違いを見せつけた。やはり相馬眼的な裏づけのある馬は走るといった印象。折り合いに進境を見せたのも今後に向けて大きい。厩舎スタッフの技術レベルは確かだ。今回は本番の仕上げではないので、次はもっと良くなる。さあクラシック。怪物が待ち構えているが、スピードの持続力で真っ向勝負だろう。どんな戦いになるか非常に楽しみだ。

ダイワアプセットは中団から徐々に進出し、直線でしぶとく伸びて2着を確保。一旦はストーミーカフェに迫ったが、そこまでが精一杯だった。レース後に右第1指骨複骨折が判明。これからというときに本当に残念。

マルカジークは後方からジリジリ伸びて3着。ストーミーカフェには完全に力負けで底が見えた印象。馬体が減っていたが、この馬なりにがんばっていた。スピードがあるので距離はもっと短い方がいいのかもしれない。

ニシノドコマデモは出遅れて最後方を進み、直線で追い込んできたが4着が精一杯。休み明けでプラス14キロ。パドックではそれほど太くは見えなかったが、いつもの鋭い決め手は影を潜めた。ひと叩きされた次走は良くなってきそうだが、一戦級相手ではどうだろう。こういうタイプは縦長の展開になると苦しい。

ロードマジェスティは好位から伸びかけたが、最後は一杯になって5着。見せ場は作ったが、直線の長い東京コースはあまり向かないようだ。まだ馬体が少し太いし、脚捌きに硬さもあるので、そこがクリアされればもっとやれそうだ。ジュニアCが強い勝ち方だったので、中山マイルに出走したら注意したい。

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