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アーリントンC
レース展望

3歳マイル重賞。以前は春のG1との結びつきは弱かったが、最近はダンツフレーム(皐月賞2着、ダービー2着)、タニノギムレット(皐月賞3着、ダービー1着)、ウインクリューガー(NHMマイルC1着)と春のG1で活躍する馬を出すようになった。今年は果たしてダイヤモンドが潜んでいるのかどうか。今からレースが楽しみだ。過去10年で1番人気は[6-0-0-4]で勝つか負けるか両極端。馬連最高配当は96年の56.5倍で荒れても中穴止まり。4コーナー5番手以降から差して勝ったのはダンツフレームとタニノギムレットのみ。開幕週で前が残る傾向が強い。

新馬戦を楽勝したビッグプラネットが武豊騎乗ということもあって1番人気か。新馬戦はスピードの違いでハナを切って全く追うことなく7馬身差の圧勝。直線で手前を替えていなかったが、一頭だけ次元の違うレースぶりだった。キャリア1戦で重賞挑戦。課題は沢山ありそうだが、果たしてどうだろう。母は桜花賞2着のロンドンブリッジで半姉に昨年のオークスを勝ったダイワエルシエーロ。血統的な裏づけはある。武豊騎手は先週の時点でJRA重賞199勝。前人未踏の200勝に王手をかけている。

エイシンヴァイデンは朝日杯7着以来の出走。阪神芝は2戦2勝と相性がいい。過去10年でエイシン軍団はエイシンバーリン、エイシンキャメロン、エイシンプレストンで3勝を挙げている。朝日杯はスタートで寄られて後方になったが、本来は前に行ける馬。開幕週の馬場を見方につけるか。インプレッションは前走若駒S3着。2000mに挑戦したが、最後は一杯になっていた。母は3歳春にマイルで3勝を挙げたシェイクハンド。やはり距離が長かったのだろう。今回は2勝を挙げている阪神マイル。馬体の仕上がり具合とスピード勝負が課題か。

あとは前走共同通信杯3着のマルカジーク、ジュニアCで好時計勝ちがあるロードマジェスティ、朝日杯5着のセイウンニムカウあたりだろう。実力差はそれほどないので、各馬の調子とコース&馬場適性の見極めがポイントになりそうだ。3歳戦の基本は相馬眼。馬体の裏づけのある馬はそれまでと一変した走りをすることが多い。3歳戦ではそれを見抜くことが重要だ。クラシックに向けて新星が現れるのか、それともNHKマイルCに向けて目処を立てる馬がいるのか。勝ち馬にはインパクトのあるレースを期待したい。

2005/02/24
競馬アナリストGM

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