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チューリップ賞
レース展望

桜花賞トライアルで3着まで優先出走権が与えられる。過去10年の連対馬20頭のうち19頭が5番人気以内。11番人気が連対した00年は不良馬場だった。人気馬同士で堅く収まることが多く、馬連は9回が20倍台までに収まっている。1番人気は[2-4-2-2]で6連対。00年を除き9頭が4着以内を確保。賞金的に桜花賞に出走可能な馬は2〜4着に敗れることが多い。これがトライアルレース。3冠を達成したスティルインラブもここでは2着だった。

人気になるのはディアデラノビア、オリエントチャーム、エリモファイナルの3頭。ディアデラノビアは馬体は小さいが、ここ2戦は直線で物凄い切れ味を発揮して楽勝。前走負かしたエアメサイアはエルフィンSを制している。馬体減の心配が付きまとうが、秘めた能力は相当なモノがある。現時点で収得賞金800万。ここで3着以内に入らないと桜花賞出走は抽選対象になりかねない。鞍上は最近ミス騎乗が目につくアンカツ。昨年の神戸新聞杯以来の重賞制覇を決めるか。

オリエントチャームはゴールドアリュールの全妹。紅梅Sはエリモファイナルに敗れたが、キャリア1戦を考えればむしろ評価できる内容。こぶし賞は出遅れたが、直線で一頭だけ次元の違う末脚で3馬身半差で楽勝した。ゲートで暴れる点と馬体減が課題。鞍上は武豊騎手。エリモファイナルは阪神JFはちぐはぐなレースで9着に敗れたが、前走の紅梅Sで2勝目を挙げた。一戦ごとに馬体が充実しパドックでもかなり目立つ。ここで好勝負するようだと本番が楽しみになる。

あとは2戦2勝で菜の花Sを制したエイシンテンダー、エルフィンS4着のアドマイヤメガミ、阪神JF4着以来となるハギノコマチあたりが人気になりそうだ。阪神マイルはスタートしてすぐに2コーナーに向かうため、外枠はコースロスが大きく不利と言われる。週末は天気が崩れそうだし、枠順の考慮も必要だろう。この時期の3歳牝馬は体調の変化が激しい。そのあたりを含め、パドックでよく確認したい。

2005/03/03
競馬アナリストGM

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