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弥生賞
レース展望

皐月賞トライアル。皐月賞はもちろんダービー、菊花賞と続くクラシックを占う上でかなり重要なレース。過去10年で1番人気は[3-1-2-4]で4連対。キャリア3戦以内だと[2-1-0-1]で連対率75%だが、キャリア4戦以上だと[0-0-2-3]で連対なし。3歳戦でキャリアが問われそうだが、全く逆の結果が出ている。データ的に1番人気はキャリアの浅い高素質馬の方が信頼できる。過去10年の連対馬は全て4番人気以内。馬連は8回が10倍台までに収まっており、ほとんど荒れない。

人気になるのはディープインパクト、マイネルレコルト、アドマイヤジャパンの3頭。ディープインパクトはもう説明する必要はないだろう。長距離輸送、初コース、メンバー強化など課題はあるが、このレベルの馬にそういうことを言うのは失礼。週末は天気が崩れて馬場が悪化しそうだが、思い起こせばアグネスタキオンが勝った弥生賞は不良馬場だった。タフな中山で馬場が悪化すると相当なストレスがある。とにかく無事に行ってもらいたい馬。

マイネルレコルトは5戦4勝で朝日杯FSを制した2歳王者。皐月賞に向けてこの距離で目処を立てたいところだろう。朝日杯で負かしたストーミーカフェが共同通信杯で58キロを背負って楽勝。その比較からこの馬の能力も知るところ。距離延長と馬場悪化でどんな結果が出るか。アドマイヤジャパンは不良馬場の京成杯を制した。重馬場が得意というより、現時点ではスピード勝負でない方がいいのだろう。前走後ひと息入れたので仕上がりがポイントか。

あとは梅花賞を勝ったレットバトラー、共同通信杯4着のニシノドコマデモ、ローエングリンの半弟ブレーヴハートあたりが人気になりそう。レットバトラーはダイワメジャーの全弟。前走梅花賞を使ったが、それまでは同厩のネオユニヴァースを意識したステップできた。まだ馬体はパンとしていないが、一戦ごとに良化しているので、このメンバーでどこまでやれるか楽しみ。この一戦で今年のクラシックはだいぶ見えてきそう。武豊騎手もコメントしているが、皐月賞、ダービーに向けてWAKUWAKUするレースを期待したい。

2005/03/03
競馬アナリストGM

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