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クリスタルC
レース展望

3歳スプリント重賞。過去10年で1番人気は[3-2-2-3]、2人気は[3-2-0-5]でともに5連対。最近2年は1番人気のワンダフルデイズ、タイキバカラが制したが、2着に13、12番人気が入り波乱になった。最近4年の馬連は721.5倍、142.2倍、120.8倍、76.0倍と大荒れ。10番人気以下の人気薄が必ず連対しており、かなり波乱傾向。良馬場で行われた98年以降の連対馬14頭は全て400キロ台の馬。500キロ以上は[0-0-2-13]で3着が最高。人気で不振傾向なので注意。

人気になるのはアイルラヴァゲイン、エイシンヴァイデン、ディープサマーの3頭。アイルラヴァゲインは前走クリスマスローズSを1分7秒8の2歳タイレコードで楽勝した。黒松賞を勝ったチアフルワールドに外から馬なりのまま並びかけて子供扱い。インパクトのあるレースだった。新潟2歳Sは掛かって5着に敗れたが、1〜4着馬がその後重賞を勝ったようにレベルが高かった。前走を見てもまだ折り合いに課題を残すが、スピード能力は相当だし、相馬眼的な裏づけもある。柴田善騎手が折り合いをつけられれば。

エイシンヴァイデンはメンバー唯一の3勝馬。今回は57キロを背負うが、オープン2勝の実績は侮れない。芝1200mのフェニックス賞では好位から抜け出して5馬身半差の圧勝。前走は不甲斐なかったが、ひと叩きされた上積みと芝1200mで変わるか。ディープサマーは前走ダートに挑戦したが致命的な出遅れ。人気を裏切り続けているが、今回はどうだろう。芝1200mの新馬戦で圧勝しているが、渋った馬場だった。高速決着に課題がありそうなので、ひと雨降って馬場が渋れば。

あとは寒桜賞を勝ったエネルマオー、黒松賞勝ちがあるチアフルワールド、ダ1200mで好時計勝ちがあるフサイチアンテウスあたりが人気になりそうだ。マイネルの岡田氏が購入したサンデー産駒のモエレフェニックスはどんなレースをするのか、色々な意味を含めて注目したい。3歳戦の基本は相馬眼。もう少し突き詰めて言うとこのメンバーではアイルラヴァゲインが抜けている。問題は相手。人気になる馬はどれも信頼しにくい。今年も人気薄の突っ込みがありそうなので、馬券はそこをケアしたい。

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