ﾌｨﾘｰｽﾞﾚﾋﾞｭｰ展望

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ﾚｰｽ展望

桜花賞ﾄﾗｲｱﾙ｡過去10年で1番人気は[5-3-1-1]で8連対｡3着のｷﾀｻﾝﾋﾎﾞﾀﾝは阪神JF4着､4着のﾛﾝﾄﾞﾝﾌﾞﾘｯｼﾞはﾌｧﾝﾀｼﾞｰS1着以来の出走だった｡1番人気は年明けに出走があると[4-3-0-0]で連対率100%｡休み明けの馬が1番人気のときは注意したい｡馬連は8回が10倍台までの決着で堅く収まることが多い｡連対馬20頭のうち18頭が前走連対｡10着以下から巻き返した2頭はｻﾝﾃﾞｰ産駒だった｡ｻﾝﾃﾞｰ産駒は例外を作るので注意｡

人気になるのはﾗｲﾝｸﾗﾌﾄ､ｴｱﾒｻｲｱ､ﾃﾞｨｱﾃﾞﾗﾉﾋﾞｱの3頭｡ﾗｲﾝｸﾗﾌﾄは芝1400mで2戦2勝｡ﾌｧﾝﾀｼﾞｰSは4馬身差の圧勝だった｡前に行って切れる脚を使うので紛れが少なく､芝1400mの持ち時計もある｡休み明けで仕上がりが鍵だが､仕上がっていれば勝ち負けだろう｡昨年はまだ馬体が幼く映ったが､どこまで成長してくるか｡ここを余力残しで勝つようなら本番も楽しみになる｡

ｴｱﾒｻｲｱは前走ｴﾙﾌｨﾝS1着｡ｽﾛｰの上がり勝負の展開が見方した感もあるが､強いﾒﾝﾊﾞｰを相手に勝ったのだからそれなりに評価しないといけない｡ここまで3戦2勝2着1回で全て好位につける競馬｡一戦ごとに馬体が減っているのが気になるが､まともならそこそこやれそう｡ﾃﾞｨｱﾃﾞﾗﾉﾋﾞｱは桜花賞の出走権を獲るために連闘で挑んできた｡白梅賞でｴｱﾒｻｲｱを子供扱いしたように末脚は確かなﾓﾉがある｡連闘と距離1400mが鍵｡

あとはｴﾙﾌｨﾝS2着のｼﾞｪﾀﾞｲﾄ､同6着のﾃﾞｱﾘﾝｸﾞﾊｰﾄ､ﾌｪｱﾘｰS3着のｶｼﾏﾌﾗﾜｰ､新馬戦を快勝したﾌﾗﾜｰﾊﾟｰｸの娘ﾌﾛｰﾗﾙﾊﾟﾚｽあたりが人気になりそうだ｡現時点でﾃﾞｱﾘﾝｸﾞﾊｰﾄとﾌﾛｰﾗﾙﾊﾟﾚｽは抽選対象｡今回の注目はﾗｲﾝｸﾗﾌﾄとﾃﾞｨｱﾃﾞﾗﾉﾋﾞｱとの対決｡本番前にこの対決が見られるとは思わなかった｡ﾃﾞｨｱﾃﾞﾗﾉﾋﾞｱは何としても桜花賞の出走権を確保したいという裏には同厩で同馬主のｼｰｻﾞﾘｵとの関係もあるのだろう｡各馬力を出し切る熱いﾚｰｽを期待したい｡

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