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フラワーC
レース展望
桜花賞への最終便。昨年はこのレースを勝ったダンスインザムードが本番も制した。過去10年で1番人気は[4-2-2-2]で6連対。前走勝っている馬だと信頼度は高い。馬連は7回が10倍台までの決着でそれほど荒れない。連対馬20頭のうち19頭に1600m以上で連対があり、距離実績が問われる。サンデー産駒は[1-0-1-19]で連対したのはダンスインザムードのみ。人気のサンデー産駒がよく消えるので注意。
人気になるのはシーザリオ、ラドランファーマ、ウェデイングヒミコの3頭。シーザリオは新馬と特別を連勝。新馬戦2着のダンツクインビーがチューリップ賞で3着、寒竹賞2着のアドマイヤフジがきさらぎ賞で0.1秒差の3着。この2頭がシーザリオの能力の高さを裏付ける。寒竹賞は長距離輸送、初距離をなんなく克服。レースぶりはキャリア1戦の牝馬のものではなかった。キャロットファーム&角居厩舎はディアデラノビアで桜花賞の権利獲りを失敗。その憂さをここで晴らすか。
ラドランファーマは前走クイーンC3着。スタートを決めて流れに乗ったが、結果的に抜け出すのが早かった感。それほど切れる脚はないので距離が延びるのはいいが、それによって流れが緩くなると折り合いを欠く危険性がある。中山芝1800m重賞で2連勝中の田中勝騎手がそこを上手くクリアできれば。ウェディングヒミコは勝ち上がるまで6戦を要したが、未勝利、特別を連勝した。それほどガツンとしたものがある訳ではないので、前走のように内をロスなく立ち回りたい。
あとはやや混戦模様だが、コース適性のある馬と調子のいい馬に注目したい。サンデー産駒は不振だが、今年はシーザリオを除いた出走馬のレベルなら、あまりそこにこだわらなくて良さそうな気がする。先週の中山の芝戦は内をロスなく回ってきた馬が大活躍で外を回った馬は不振に終わるケースが目立っていた。そこも考慮したい。シーザリオは桜花賞に出走しても素質と能力の絶対値で通用する馬だということを付け加えておく。
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