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スプリングS
レース展望
皐月賞トライアル。過去10年で1番人気は[5-2-1-2]で7連対。昨年のコスモサンビームは5着に敗れたが、その前の4年は1、1、1、2着と結果を出している。馬連は10倍台までが6回と堅く収まることが多いが、馬場が渋ると荒れるので注意。雨で馬場が渋ったら重の巧拙を重視したい。東西別では関東6連対、関西14連対で関西馬が優勢。データ的にキャリア4戦以上で前走連対している関西馬が活躍する傾向。
人気になるのはヴァーミリアン、ペールギュントの2頭。ヴァーミリアンはこれまで4戦して[2-2-0-0]で連対率100%。たんぱ杯2歳Sではローゼンクロイツとアドマイヤジャパンを完封したが、超スローペースで前に行ったことが有利に働いた感も強い。これまでスローの上がり勝負ばかりなので、激しい流れになった場合にどうかという不安が多少ある。また今回は仕上がりもポイントだろう。武豊騎手が皐月賞でディープインパクトに騎乗するため、今回からデムーロ騎手に乗り替わる。
ペールギュントはこれまで6戦して[3-1-2-0]で複勝率100%。朝日杯FSでは1番人気に支持されたが、4コーナーで後方2番手という最悪の位置取りから追い込んで3着まで追い上げた。末脚は確実だが、今回は内回りの1800m。今の中山は内を回った馬が有利な状態なので、外を回って差して来れるかどうか。馬場の内側が荒れて外が伸びるか、流れが速くなって前が止まるなど、何かしらの外部要因が欲しい。鞍上は今年の重賞で[0-1-1-12]の柴田善騎手。
あとは京王杯2歳S勝ちがあるスキップジャック、きさらぎ賞2着のマキハタサーメット、前走500万条件を勝ったダンスインザモア、新馬と特別を連勝したパリブレスト、武豊騎手のトップガンジョーあたりが人気になりそう。スプリングSは雨で馬場が悪化することが多いが、今のところ天気は持ちそう。ただ今の中山の馬場はかなり特殊な状態なので、フルゲートの16頭だと紛れがありそう。少し波乱の匂いがするので、個人的に3連単はお楽しみ馬券を買ってみたい。
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