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毎日杯
レース回顧
ローゼンクロイツは内ラチ沿いの好位を進み、直線で外に出して追い出すと鋭く伸びてレースを制した。前半5F62.5秒のスローペースでロスなく回って持ち前の切れ味を発揮。これでは他の馬は苦しい。ただし直線で追うと外に寄れてコメディアデラルテの進路を妨害し、アンカツは5万円の過怠金が課せられた。一頭になるとフラつくので、早めに抜け出すのは良くないようだ。そういう点を含めて混戦に強いタイプとみる。パドックでは馬体の成長が感じられ、いつものようにやる気を見せていた。この前向きさが、ローゼンクロイツのいいところ。次走は皐月賞。アンカツの頭の中では打倒ディープインパクトに向けてシミュレーションは始まっているはず。好枠を引きたい。
コスモオースティンはスローペースで逃げて最後までしぶとく粘って2着。前週のフラワーC(中山)もそうだがったが、1〜3着は内ラチ沿いを通ってきた馬。Aコース変更とペースがかなり見方した印象。調教は全く走らず、パドックでも目立たない馬だが、ビッグレットで鍛えられただけあってとにかくしぶとい。荒れ馬場、重馬場をこなすので、本番はそのあたりに期待か。
コンゴウリキシオーは2番手から逃げたコスモオースティンを捕まえられずに3着。直線で追い出すと外に寄れていた。前走からプラス6キロで少し重めが残っていた影響があったようだ。賞金的に皐月賞に出走可能なので、本番前としては悪くない内容。次走は一杯に仕上げてきそうだ。切れ味勝負だと見劣るので地力勝負の方がいいが、果たして新馬戦で子供扱いされたディープインパクトにどこまで迫れるか。
マルカジークは後方から弾けるように伸びて4着。上がり3Fはメンバー最速の34.0秒。アーリントンCは2番人気で自分から動いて勝ちに行って失速したように現時点ではこういう競馬の方が良さそう。直線に坂のない京都の方が力を出せるが、そのぶん前が止まらないので少し展開の助けが欲しい。距離はこなしそうだが、前が速くなるという点でもう少し短い距離の方が合いそう。
コメディアデラルテは直線でローゼンクロイツに前をカットされる不利があって5着。まともならもっとやれていたはず。初芝だったが、この走りなら悪くない。まだ馬は若いが、馬体はいいモノがあるのでこれから変わってきそうだ。大根田調教師がどう仕上げてくるのか注目したい。
カネヒキリは2番手につけたが直線で伸び切れず7着。直線で内からコンゴウリキシオー、外からローゼンクロイツに挟まれたのが痛かった。ただし脚色は劣っていただけにスローの切れ味勝負は向かないということなのだろう。厳しい流れで我慢比べになれば芝でもやれるとみる。まだトモがパンとしていない感じがあるので、現時点ではダートの方が良さそうだ。相馬眼的に評価できる馬。ダートなら重賞を勝てるだろう。
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