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ﾏｲﾗｰｽﾞC
ﾚｰｽ展望
安田記念へのｽﾃｯﾌﾟﾚｰｽ｡過去10年で1番人気は[2-2-1-5]で4連対だが､00年に4月に移動してからは[2-2-0-1]と堅実｡ここ2年はﾛｰｴﾝｸﾞﾘﾝが1着､2着と連対を確保している｡馬連は中穴以上が多いが､最近は人気馬同士で堅く収まる傾向｡最近5年の連対馬10頭のうち7頭が前走中山芝ｺｰｽで好走していた｡今年該当するのは岡部騎手引退記念1着のｱﾙﾋﾞﾚｵ､中山記念2着のｶﾝﾊﾟﾆｰあたり｡順調に使われている強みもあるのだろう｡
人気になるのはﾊｯﾄﾄﾘｯｸ､ｶﾝﾊﾟﾆｰ､ﾛｰｴﾝｸﾞﾘﾝ､ﾃﾚｸﾞﾉｼｽ､ｱﾙﾋﾞﾚｵといったところ｡ﾊｯﾄﾄﾘｯｸは京都金杯と東京新聞杯を連勝｡芝1600mは5戦5勝と勢いは止まらない｡今回はG2でﾒﾝﾊﾞｰ強化され､初の阪神ｺｰｽ＆57ｷﾛと課題は多いが､能力的に通用する下地は十分にある｡短期放牧明けでこの次が本番という位置づけ｡仕上がり具合がﾎﾟｲﾝﾄになりそうだ｡今回はﾛｰｴﾝｸﾞﾘﾝとﾏｲﾃｨｰｽﾋﾟｰﾄﾞの出走でﾍﾟｰｽは速くなりそう｡単純にﾌﾟﾗｽと考えていいかは馬場次第か｡
ｶﾝﾊﾟﾆｰは中山記念2着｡内々の後方でとても届かない位置にいたが､直線で馬群を縫って追い込んできた｡上がり3Fはﾒﾝﾊﾞｰ最速の33.8秒｡終いは切れる｡芝1800mは[2-3-0-1]と実績があるが､今回は新馬戦以来となるﾏｲﾙ戦｡前半のﾍﾟｰｽが違うので､それに対応できるかが鍵｡ﾛｰｴﾝｸﾞﾘﾝはﾀﾞｰﾄ惨敗して芝に戻ってきた｡ｺｰｽ実績はあるので､03年くらいの競馬ができればﾁｬﾝｽはある｡昨年の走りでは連対できないだろう｡
ﾃﾚｸﾞﾉｼｽは香港ﾏｲﾙ4着以来の出走｡ここまで右回り[0-1-3-8]に対し､左回り[5-3-0-4]で東京芝ｺｰｽでしか勝ったことがない｡昨秋のﾏｲﾙCSは3着したが､やはり東京ｺｰｽと比べるとややﾊﾟﾝﾁ不足に映った｡前崩れの展開で外差しが決まる馬場という条件が揃えば｡ｱﾙﾋﾞﾚｵは一戦ごとに力をつけ､前走初めてのｵｰﾌﾟﾝ勝ち｡馬体に実が入ってﾚｰｽぶりが変わってきたように本格化したのだろう｡白井厩舎の馬は波に乗ると一気に行くので注意したい｡
あとはﾏｲﾙCS5着のﾌﾟﾘｻｲｽﾏｼｰﾝ､3連勝でｵｰﾌﾟﾝ入りしたｽﾀｰｲﾚﾌﾞﾝあたりがそこそこ人気になりそう｡昨年のﾀﾞｰﾋﾞｰ後に骨折が判明して休養していたｱﾄﾞﾏｲﾔﾋﾞｯｸﾞが約11ヶ月ぶりに復帰する｡骨折明けでこのﾒﾝﾊﾞｰでは辛そうだが､ﾚｰｽぶりに注目したい｡相馬眼的に評価できる馬で能力はある｡今回は岩田騎手が騎乗する予定｡阪神芝は今週もAｺｰｽ｡先週の時点で内側が荒れてきていたので､色々影響がありそう｡03年は芝を刈り込んで一気に高速決着になった｡JRA発表の馬場情報にも注意したい｡
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