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アンタレスS
レース展望

96年に新設されたダート重賞。02年までハンデ戦だったが、03年から別定戦に変更された。過去9年で1番人気は[2-1-1-5]で3連対。別定後はゴールドアリュール1着、サイレンスボーイ2着と結果を出している。最近2年は1-4番人気、2-1番人気で決着し、馬連6.6倍、4.7倍の堅い決着。ハンデ戦時代はかなり荒れていたが、最近は堅く収まっている。マーチSで負けて人気を落とした馬が穴をあけるケースが目立つので注意。

人気になるのはヒシアトラス、サイレンスボーイ、エンシェントヒル、サミーミラクルあたりだが、人気は割れそうだ。ヒシアトラスは前9走[2-3-4-0]と全て3着以内。決め手不足の馬が、師走Sと平安Sでは直線で突き抜けた。調子をキープできれば今回も好勝負だろう。ただ3着が多い馬。そこは注意したい。サイレンスボーイは昨年の2着馬。直線で不利があったが、最後にヒシアトラスを交わして2着を確保した。コーラルS1着からのステップは昨年と同じ。ダ1800mは[3-1-0-1]。鞍上は引き続き和田騎手。

エンシェントヒルは仁川Sで後方から直線一気を決めた。トパーズS、仁川Sとオープン特別を2勝。今回は別定戦のため54キロを背負うが、展開次第で突っ込みがありそう。鞍上はエンシェントヒルの全勝ち星を挙げている生野騎手。今回が重賞初挑戦。サミーミラクルはマーチSで後方から一気に追い込んで2着に入った。仁川Sでは初の1800mで馬が戸惑っていたが、2戦目できっちり変わった。京都ダートは[2-1-0-1]と得意にしている。そろそろ重賞制覇のチャンスか。

あとはマーチS4着のサカラート、昨年の武蔵野Sを勝ったピットファイター、平安S2着のブラックコンドルあたりが続きそう。サカラートは重賞ではワンパンチ足りないレースが続いているが、幸騎手がそこをどうカバーするか。ピットファイターは今回はアンカツを乗せてきた。乗り込まれているので、そろそろ変わり身があっても。ブラックコンドルは平安Sのように内枠スタートからロスのない競馬ができれば。今週は開幕週なので、まずは土曜の競馬でダートの傾向を掴みたい。穴馬がいるので、予想は攻めるつもり。

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