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京都新聞杯
レース展望

00年に京都4歳特別が廃止され、京都新聞杯が春開催に移動。これまで春開催で5回行われたが、昨年を除く4回が万馬券。昨年は皐月賞組の3頭で決着して堅く収まったが、その前の4年は皐月賞組は人気で不振だった。過去5年の連対馬10頭のうち4頭が4コーナー10番手以下からの追い込みを決めている。ダービー最終便という性格上、各馬の仕掛けが早くなり、差し追い込みが決まりやすい。末脚がしっかりした馬を重視したい。

人気になるのはアドマイヤフジ、インティライミの2頭。アドマイヤフジは皐月賞5着。1枠を引いたため一旦下げて外に出して差すロスのある競馬だった。外からスムーズなら2、3着馬にもう少し迫れただろう。きさらぎ賞では後方からメンバー最速の33.7秒で上がって3着。スローペースで届かなかったが、シックスセンス以上の切れ味を見せた。母アドマイヤラピスから距離延長は歓迎。現時点で賞金はダービー出走のボーダーライン上なので、何としても2着以内に入り賞金を加算したいところだろう。

インティライミは復帰戦のゆきやなぎ賞はイブキレブルシオンに競り負けたが、2戦目の500万条件は好位からメンバー最速の34.5秒で上がって5馬身差で楽勝した。道中スローに流れたこともあるが、追い出してからの伸び脚は凄いモノがあった。今回皐月賞5着のアドマイヤフジに勝つようならダービーの夢は広がる。半姉にオーバーザウォールとファルクローレ。佐々木晶厩舎はこの一族の仕上げは心得ている。渋った馬場は苦にしないので、雨が降るようなら有利になる。

あとはたんぱ杯2歳S勝ちのあるヴァーミリアン、きさらぎ賞勝ちのあるコンゴウリキシオー、はなみずき賞を勝ったコメディアデラルテ、ムーニーバレーRC賞を勝ったケージーツヨシあたりが人気になりそう。京都は今週もDコースで行われるが、とにかく時計が早い。馬場がかなり硬いようだ。先週はダディーズドリーム、シンボリエスケープなど、少し脚捌きに硬さのある馬の好走が目立っていたので、そのあたりを考慮する必要がある。ダービーに向けて好レースを期待したい。

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