[an error occurred while processing this directive]
目黒記念
レース展望

東京芝2500mで行われるハンデ重賞。過去10年で1番人気は[1-3-1-5]で4連対。単勝が3倍以上だと[0-0-1-3]で連対がなし。最近3年はトウカイオーザ6着(5.2倍)、サンライズジェガー9着(2.8倍)、アイポッパー5着(4.5倍)と不振傾向。少し補足するとサンライズジェガーは直線で馬群に包まれてほとんど追えなかった。馬連は10倍台までが5回あるが、万馬券が3回出ており、最近3年は140.5倍、40.2倍、219.7倍と大荒れ。トップハンデは[2-2-2-6]。連対した4頭は1、2番人気だった。

人気になるのはオペラシチー、チャクラ、エルノヴァ、ウイングランツ、アサクサキニナルあたり。オペラシチーは日経賞3着、メトロポリタンS3着とオープンで足踏み。日経賞では折り合いを欠き気味で直線では前が詰まって脚を余し、メトロポリタンSは超スローペースに嵌って追い込み切れなかった。相馬眼的に能力はあるのは確かだが、まだレースで気負って走っている。ただし前走は少し折り合いに進境を見せた。スローの上がり勝負になると前走のように届かないこともあり得るので、佐藤哲騎手がそこをどう対処するかだろう。秋に向けて目処が立てばいいのだが・・・。

チャクラは昨年レコード勝ちしたようにコース実績は十分。今年はトップハンデで昨年より1キロ重い斤量が課題だが、G1で58キロを背負っているし、2走前のダイヤモンドSでは57.5キロを背負って3着と斤量はこなすタイプ。スタミナが問われる流れになれば底力を発揮しそうだ。今回は藤田騎手に乗り替わる。エルノヴァは前走メトロポリタンS2着。超スローを見越してデザーモ騎手が前に行ったが、最後はハナ差届かなかった。前走2着にも関わらず1キロ増というのは厳しいが、能力が評価されている証拠。得意の東京でデザーモ騎手なら牡馬相手でも上位争いできるだろう。

ウイングランツはダイヤモンドSを勝ったが、阪神大賞典で5着に敗れ、その後、春天を除外された。今回はダイヤモンドSのときより3キロ増えるが、それでも54キロ。得意の東京コースでこの距離なら力を発揮できそうだ。それほど切れる脚はないので、スタミナが問われる流れになって前が止まれば。アサクサキニナルは1600万条件で2着7回の後、ようやく前走勝ちオープン入りした。前走は中団につけて折り合いに進境を見せたし、これなら距離をこなすかもしれない。相手なりに走るタイプでここでも通用する下地はありそう。

あとは烏丸Sを勝ったダディーズドリーム、大阪ハンブルクC2着のラヴァリージェニオ、AR共和国杯2着があるテンジンムサシあたりが続きそう。ラヴァリージェニオは大阪ハンブルクCの3、1着馬が春天でワンツー決めただけに注目されそう。テンジンムサシは叩き3戦目。33秒台の末脚があるので、展開が嵌ればチャンスがありそうだ。東京コースは今週からA→Cコースに変更される。先週は内を通ってある程度前につけた馬が好走していたが、コース替わりでどうなるか。昨年のこの時期のレースを参考に穴馬を絞りたい。

[Home]