スワンS
レース展望

マイルCSの前哨戦。過去10年で1番人気は[1-1-1-7]で2連対のみ。99年にブラックホークが勝って以降は連対がない。3歳馬が1番人気になることが多いが[0-0-1-4]と不振。2番人気は[3-2-1-4]で1番人気より結果を出している。馬連は10倍までに収まったのは3回のみ。50倍以上が4回、万馬券が2回とかなり荒れている。最近3年の馬連は144.9倍、83.1倍、110.4倍と大荒れ。昨年は10-5-1番人気で決着し、3連単は17万馬券だった。スプリンターズSで負けた馬が巻き返して穴をあけることが多い。一昨年は◎ギャラントアローで単勝、馬連、馬単、3連複的中。今年も高配当を狙いたい。

実力の接近したメンバーが揃い人気はかなり割れそう。サイドワインダーは関屋記念で豪快な追い込みを決めた。並の馬なら届かない位置からメンバー最速の32.6秒で上がってダイワメジャーを差し切った。こういう派手な追い込みを決めた馬は人気になる。関屋記念の後に軽い骨折が判明したが、9月末から乗り込んでいる。芝1400mは[0-0-1-2]で連対はないが、得意の京都外回りコースならといったところか。鞍上はこの馬で[6-3-1-6]の福永騎手。先週の菊花賞の騎乗を見るとツキが落ちて当分は冴えない騎乗が続きそうな感じもするがどうだろう。

デアリングハートは秋華賞12着から中1週での参戦。秋華賞はいかにも距離が長過ぎたといった負け方。距離が短くなるのは明らかにプラス。3歳牝馬で斤量53キロ。古馬の牡馬相手でもこの距離ならスピードは見劣らない。今回は上村騎手に乗り替わる予定。シックスセンスの騎乗が評価され、最近は騎乗が増えている。マイネルハーティーは京成杯AH8着、ポートアイランドS8着と不振だが、3歳馬は人気になりやすい。叩き3戦目の上積みと距離短縮で新味が出れば。ペールギュントはダービー15着以来の出走。休み明けでこの距離では厳しそうだが、デイリー杯2歳Sで追い込みを決めたように嵌れば一発がある。

あとは前走クイーンS3着のチアフルスマイル、昨年の覇者タマモホットプレイ、一昨年の覇者ギャラントアロー、関屋記念3着のニューベリー、朝日CC11着、ポートアイランドS9着と近走不振のビッグプラネットあたりが人気面で続きそう。混戦メンバーで人気が割れて馬券的には面白そうだ。人気の盲点になった重賞実績馬が穴をあけることが多いレース。穴馬を見つけるには京都外回りの芝1400mの適性の見極める必要がある。混戦メンバーで行われるレースは少しのことで着順が変わる。今回は何が着順に影響を及ぼすのだろうか。展開、馬場状態、枠順など、ファクターは色々ある。

[Home]