京阪杯
レース展望
97年に芝1800mのハンデ戦になり、03年から別定戦に変更された。距離変更後8年で1番人気は[0-1-3-4]で1連対のみ。直線で差して届かず3、4着に負けることが多い。連対馬16頭のうち7頭が6番人気以下の人気薄。別定戦になっても人気薄が連対する傾向は変わらない。8年のうち4年が馬連万馬券。最近4年は1、2番人気の連対はなく馬連は92.4倍、116.6倍、460.1倍、54.3倍と大荒れ。1000万条件を勝った直後の馬やオープン特別で負けた馬が穴をあけている。菊花賞で負けた3歳馬が巻き返すことが多いが今年は出走がない。
人気になるのはカンパニー、ケイアイガード、マイネルレコルト、ヴィータローザあたり。カンパニーは毎日王冠で7着した後、天皇賞(秋)とマイルCSを除外された。昨年2着したレースでG1除外の憂さを晴らすか。毎日王冠ではテレグノシスに続く上がり3F32.9秒。1番人気は差して届かず3、4着が多いレース。福永騎手の手綱捌きに懸かる。ケイアイガードは毎日王冠で13番人気で3着に激走し、3連単147万の大波乱になった。カシオペアSを熱発で回避したので状態面に注意を払いたい。距離は1800mがベスト。昨年のたんぱ賞ではカンパニーを2着に退けている。
マイネルレコルトはセントライト記念9着で菊花賞を断念。前走の富士Sではスタートで他馬と接触して最後方を進んだが、大外から追い込んで6着まで追い上げた。上がり3Fはメンバー2位の33.7秒。今回も54キロで出走できるし、叩き3戦目で調子が上がっているようならチャンスはありそう。今回はルメール騎手に乗り替わる。ヴィータローザは北九州記念5着、新潟記念3着、オースカマー5着と惜敗続き。5走前の金鯱賞2着くらい走れば勝ち負けできるが、2ヶ月間隔が空いたのでどこまで仕上がってくるか。今回は小牧太騎手が騎乗する予定。
あとはカシオペアSを勝ったアサカディフィート、同2着のエリモハリアー、オパールS2着のエイシンニーザン、マイルCSから連闘でくるアルビレオ、休み明けのオペラシチー、AR共和国杯2着のマールブチーフなど伏兵は多い。18頭の多頭数で人気は割れそうだ。京都は今週もBコースで行われる。先週は馬場の内側が荒れていたが、内を通った馬も伸びていた。今週は最終週でさらに馬場は荒れてきそうだが、土曜に行われるので雨が降らなければ先週の傾向が続くかもしれない。休み明けの馬もいるし、秋に使ってきた馬はそろそろ疲れが出る時期。当日の馬場傾向、パドック気配は要チェック。
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