京都金杯
レース展望

関西の年明けを飾るマイル重賞。00年に距離が2000mから1600mに変更された。距離変更後6年で1番人気は[3-2-0-1]で5連対と堅実。唯一連対を外したのは03年のモノポライザーで重賞連対経験がなかった。2番人気は[0-0-1-5]で02年のミレニアムバイオの3着が最高。トップハンデは[3-0-1-10]で勝った3頭にはG1連対経験があった。牝馬は[1-1-2-13]で2連対。京都芝1600mで勝ち星のある差し追い込み馬の活躍が目立つ。

人気になるのはディアデラノビア、オレハマッテルゼ、グレイトジャーニーあたり。ディアデラノビアはアメリカンオークス前に骨折し7ヶ月半ぶりの出走になるが、昨年勝ったハットトリックと同じ角居厩舎&キャロットF&武豊騎手のコンビで人気になりそうだ。昨年の白梅賞(京都芝1600m)では後方から追い込んでエアメサイアを子供扱いしている。仕上がりの早い小柄な牝馬。骨折明けでも力を出せるデキに仕上がっていればこのメンバーでも力は足りる。

オレハマッテルゼは休み明けのキャピタルSで初のオープン勝ち。フォーカルポイント、アサクサキニナルと接戦だったが、最後にひと伸びしてハナ差で制した。昨年春には京王杯SC2着があるし、ハンデG3なら十分に通用する。芝1600mは[4-3-1-2]、京都芝1600mは[1-1-0-1]と条件はいい。鞍上は福永騎手。グレイトジャーニーはディセンバーS1着。秋に復帰し差す競馬をするようになってから2勝を挙げた。直線が平坦な京都コースは好条件。京都芝1600mはシンザン記念勝ちがある。

あとはファイナルSを快勝したニューベリー、同レース2着のアルビレオ、昨年0.1秒差4着のキネティクス、スワンSで0.1秒差の4着に入ったマイネルハーティーあたりが続きそう。シルクフェイマスはこの距離で変わるか。年明けの芝コースはAコースで行われる。11月の前開催が8日間ともBコースで行われたので内側3mはそのときに使われていない。昨年の京都金杯は外からの差し追い込みが決まったが、そのときとは仮柵の設置パターンが違うので注意したい。

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