AJCC
レース展望

関東で行われる年明け最初のGU競走。毎年出走頭数は少ないが、今年も10頭の少頭数になりそう。過去10年で1番人気は[5-1-1-3]で6連対。、関西馬が1番人気になると[2-1-0-0]で信頼度高い。2番人気は[2-0-2-6]で2連対、3番人気は[2-5-0-3]で7連対。3番人気は最近3年連続2着と堅実。馬連は10倍以下6回、10倍台2回と堅い決着が多い。最近3年は3番人気以内の決着で10倍以下に収まっている。

過去10年で有馬記念最先着馬は[0-0-3-4]。人気になるが、連対なく不振傾向。ただし最近4年は有馬記念から直行した馬の出走はなかった。脚質別では逃げ2先行4差し11追込3で差し馬の活躍が目立つ。中山最終週で馬場の内側が荒れると外差しが決まりやすい。年齢別では4歳7、5歳8、6歳4、7歳以上1連対で4、5歳馬が活躍している。7歳以上の高齢馬は[1-0-3-27]で連対は03年のマグナーテンのみ。

人気になるのはグラスボンバー、フサイチアウステル、オペラシチー、シルクフェイマス、ハイアーゲーム。グラスボンバーは有馬記念で後方2番手からトップと1.0秒差の9着まで追い上げた。さすがにメンバーが強く、距離も長かったが、最後までしぶとく伸びていた。昨年6月から休んでいないが、月1走で大事に使われており、レースに行って馬は走りに前向き。今回は昨年のオールカマーで2着したコース。荒れ馬場、重馬場を苦にしないのは強みもある。あとは相手関係か。

フサイチアウステルは今回のコースでセントライト記念2着がある。最後にキングストレイルに差されたが、好位から抜け出す安定したレースぶりは評価できる。菊花賞は好位から伸びなかったのは落鉄の影響もあったようだ。池江寿厩舎は馬体がフックラして見栄えのする馬が多いが、フサイチアウステルもその一頭。パドックを見るのが楽しみだ。池江寿厩舎の馬体を膨らませる技術は角居厩舎に近い。走る馬が揃っているし、今年ブレイクするかもしれない。

オペラシチーは有馬記念で14着に惨敗。好位を進んだが、直線で一杯になった。最近は以前と違って馬が走る気になっていない。このあたり佐々木晶厩舎がどう対策してくるか。ここでも力は足りる。シルクフェイマスは宝塚記念2着、有馬記念3着など実績は最上位だが、昨年は不振に終わった。ひと叩きされてどこまで変わってくるか。ハイアーゲームは京阪杯3着で右回りの目処を立てたか。ダービー2着のハーツクライは昨年復活した。今回は内田博騎手が騎乗する。

2006/01/18

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