根岸S
レース展望

01年にこの時期に移動し、フェブラリーSの前哨戦になった。過去5年で1番人気は[1-1-1-2]で2連対。昨年はガーネットSを勝ったメイショウボーラーが7馬身で楽勝した。2番人気は[1-0-0-4]、3番人気は[0-1-1-3]で各1連対のみ。連対馬10頭のうち5頭が6番人気以下の人気薄。馬連は1-2番人気で決着した03年は4.9倍と堅く収まったが、それを除くと48倍、43倍、175倍、26倍と荒れている。フェブラリーSの前哨戦で本番を狙う馬はここが勝負ではないので注意したい。

過去5年の東西別成績は関東馬[2-0-1-22]で連対率8%に対し、関西馬[3-5-4-32]で連対率18%と関西馬が圧倒的。最近2年は関西馬が3着まで独占している。特に森厩舎の管理馬は[2-1-2-6]の好成績で人気がなくても激走するので注意。厳寒期だけに順調に使われている馬が有利で、過去5年の連対馬10頭のうち5頭が前走ガーネットS出走馬。ガーネットSのレベルにもよるが、最近は活躍が目立つので注意。今年は日曜に行われるので、土曜のダート戦の傾向は要チェック。

人気になるのはサンライズバッカス、メイショウボーラー、タイキエニグマ。サンライズバッカスは前走ジャパンCダート5着。後方から差してきたが、最後にフラついて届かなかった。ただ勝ったカネヒキリとは0.2秒差で上がり3Fはメンバー最速の36.1秒なら十分評価できる。ダートでは底を見せておらず、ここまで[5-1-0-1]で連対率86%。ダ1400mは5走前の鶴見特別で出遅れる不利がありながら差し切っている。メンバーは揃ったが、武蔵野Sくらい走れば勝ち負け。あとは仕上がりと展開か。

メイショウボーラーは昨年の覇者。7馬身差をつけて逃げ切ると続くフェブラリーSも逃げ切った。それ以来勝ち星はないが、地方競馬の砂の深いダートより中央の軽いダートの方がいいタイプ。昨年より3キロ重い59キロがどうかだが、前走の兵庫ゴールドTでは59キロで2着している。タイキエニグマは現在3連勝中で前走はオープン特別の師走Sを勝った。馬体に実が入って雰囲気がガラリ一変したし、ここにきてかなり力をつけている。重賞で好走したことはないが、今なら通用しそうだ。

あとは3連勝でギャラクシーSを勝ったマイティスプリング、霜月Sを楽勝したトウショウギア、ガーネットSを勝ったリミッドレスビッド、兵庫ゴールドTで久々に勝利を挙げたニホンピロサート、ガーネットSでひと叩きされたテイエムアクションが続きそう。明け4歳のマイティスプリングは前走馬体が16キロ増えていたが、大外を回って前に行った馬を捻じ伏せた。1馬身半差の2着はシリウスS2着のミリオンベルだった。重賞初挑戦で前走よりかなりメンバーは強くなるが、相馬眼的に化ける可能性があるので注意したい。

2006/01/26

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