小倉大賞典
レース展望

ローカルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[2-0-2-6]で2連対。武豊騎乗馬が1番人気になると[2-0-2-0]。要は武豊騎手以外は全て4着以下に敗れている。今年は小倉重賞4連勝中のメイショウカイドウに騎乗する予定。馬連は10倍台までに収まったのは3回しかなく、50倍以上が4回、万馬券が1回と荒れている。小倉コースで実績のある馬、ローカル重賞で好走経験のある馬が穴をあけるので注意。トップハンデは[2-1-0-12]で3連対。これまで最も重い斤量を課せられた00年のアンブラスモアは58キロで12着だった。斤量の重い実績馬は人気になるが、これまでの結果が示す通り過信禁物。

メイショウカイドウはトップハンデ59キロを課せられた。小倉重賞4連勝中で昨年の小倉記念が58.5キロなら妥当なハンデか。小倉芝1800mは[6-1-1-1]で連対率78%、武豊騎乗時は[5-4-1-2]で連対率75%。小倉実績と武豊騎乗が買われて1番人気になるのだろう。87年以降の小倉大賞典で59キロ以上を課せられた馬は5頭いるが[0-0-0-5]と不振。小倉でG1級の走りをする馬にこのデータが当てはまるかどうかは微妙だが、大型馬の冬場の休み明けで59キロは楽な条件ではない。まずは最終調教の動きから仕上がりがどうなのか見極めたい。あとは相手関係だろう。

ツルマルヨカニセは小倉芝[4-3-2-0]、小倉芝1800m[2-3-0-0]の小倉巧者。昨年の北九州記念はメイショウカイドウより1キロ軽い56キロで0.3秒差の2着、小倉記念はメイショウカイドウより2.5キロ軽い56キロで0.2秒差の3着。今回は3キロ軽い56キロなら差は詰まりそうだが、前2走が不振に終わっているのでどこまで調子を上げてくるかに懸かっている。アサカディフィートは前走中山金杯2着。昨秋に復帰してから5戦とも上がり3Fはメンバー最速と末脚は確実だが、直線の短い小倉で末脚が生かせるかどうか。今回も終い勝負に徹するのか、それとも04年に4着したときのように前につけるのか。

京都金杯1着のビッグプラネット、同4着入線のエイシンドーバー、ニューイヤーSを勝ったロードマジェスティ、中日新聞杯5着のトップガンジョーあたりも人気になりそう。ローカルの1800mという条件と斤量がポイントになりそうだ。荒れるときは極端な人気薄が連対するのが小倉大賞典の特徴。極端な人気薄が連対すれば3連単100万馬券も夢ではないだろう。以前から相馬眼的に注目している馬で今回人気がなさそうな馬が1頭いる。激走の条件が揃った感があるので、穴はこの馬が面白そう。最終調教で確度が高まれば3連単で狙ってみたい。

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