ファルコンS
レース展望

3歳スプリント重賞。今年から3月に移動した。過去10年で1番人気は[2-0-3-5]で2連対のみ。98年のトキオパーフェクト以降は連対がなく3着が最高。芝1400M以上で勝ち星のない馬、重賞勝ちのない馬は不振傾向。2番人気は[1-2-1-6]、3番人気は[2-1-1-6]でともに3連対。馬連は10倍以下はなく、万馬券が5回と大荒れ。連対馬20頭のうち12頭が前走7着以下に敗れており、前走大敗した馬が巻き返すことで波乱になっている。過去6年は開催最終日に行われていたが、今年は開催3日目に行われる。例年とは馬場の荒れ具合が違うので注意したい。

イースターは京王杯2歳S2着とさざんかS勝ちがあり、このメンバーでは実績上位。ここ2戦はマイルの流れで折り合いがつかず末脚不発に終わったが、1200mの速い流れで折り合えないか。ただ1200mは初めてだし、スタートが早い馬ではないので、速い流れでモタつくようだと苦しくなる。ここを使うと今後レースの幅が狭くなる気がするが・・・。レッドスプレンダーはここまで3戦2勝で芝1200mで2勝を挙げている。ノーザンファームでよく調教されたのか、自在性があり最後までしぶとく伸びてくる。初の重賞挑戦になるが、このメンバーならやれなくはないだろう。

タガノバスティーユは萌黄賞で直線一気を決め、2勝目を挙げた。上がり3Fはメンバー最速の34.8秒。スピードに乗ってからはほとんど追うことなく楽勝だった。馬体が太く映るので絞れた方がいいが、前走くらいでもそれなりに走れる。差し追い込み馬向きの展開になれば。ナンヨーノサガは寒桜賞で2勝目を挙げた。ここまで6戦全て1200mを使って[2-0-3-2]。切れる脚はないが、前走は内からしぶとく伸びて差し返した。新潟芝1200mの未勝利戦を5馬身差で楽勝しており、左回りは問題なさそう。先週の中京記念2着した柴山騎手が騎乗する予定。

同コースのつわぶき賞を勝ったマルカアイチャン、かささぎ賞を勝った地方馬スーパーワシントン、昨年夏の札幌で新馬、500万条件を連勝したタイセイアトム、福島2歳S勝ちがあるプラチナローズ、絶好調・川田騎手のマリンフェスタあたりが人気面で続きそう。マルカアイチャンはここ2走はパドック気配がひと息だったが、どこまで変わってくるか。スーパーワシントンは父エイシンワシントンが中京芝1200mで[4-0-0-0]でセントウルSとCBC賞を勝っている。先週は内田博騎手がオーシャンS1着、弥生賞3着、岩田騎手(先週からJRA所属)がチューリップ賞2着と重賞で活躍した。鞍上は佐賀競馬の鮫島克騎手。豪腕で持ってくるか。

2006/03/08

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