ﾀﾞｰﾋﾞｰ卿CT
ﾚｰｽ展望
中山ﾏｲﾙ重賞｡02年にﾊﾝﾃﾞ戦に変更された｡1600mで行われた過去10年で1番人気は[1-1-3-5]で2連対のみ｡ﾊﾝﾃﾞ戦以降は10､6､3､5着と連対はない｡東京向きの馬が不振に終わるｹｰｽが目立つ｡2番人気は[3-2-2-3]､3番人気は[4-2-0-4]で1番人気より好成績｡馬連は別定時代は堅かったが､ﾊﾝﾃﾞ戦になり20倍､110倍､60倍､121倍と荒れている｡ﾊﾝﾃﾞ戦以降の連対馬8頭のうち7頭は54ｷﾛ以下の軽量馬｡前走負けて斤量が軽くなった4歳馬が穴をあけている｡実力とﾊﾝﾃﾞから馬券圏内に突入できる馬を見抜きたい｡
ｲﾝｾﾝﾃｨﾌﾞｶﾞｲは前走の東風Sを2番手から楽々と抜け出して2馬身半差で快勝した｡今回は重賞でﾒﾝﾊﾞｰが強化され､斤量2ｷﾛ増と条件は厳しくなるが､3走前の初富士Sでは57ｷﾛを背負って1分32秒4の好時計で楽勝している｡57ｷﾛは多少見込まれた感はあるが､先週の重賞2勝を挙げた横山典騎手が再度騎乗するのは魅力｡ﾃﾚｸﾞﾉｼｽはﾏｲﾙCS12着以来の出走｡ﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞ58.5ｷﾛは実績的に仕方ないところ｡直線の長い東京がﾍﾞｽﾄなので､中山をｸﾘｱできるかが課題｡古い話だが､中山ではｽﾌﾟﾘﾝｸﾞSでﾀﾆﾉｷﾞﾑﾚｯﾄの2着がある｡
東風S2着のｷﾝｸﾞｽﾄﾚｲﾙ､同3着のｸﾞﾚｲﾄｼﾞｬｰﾆｰ､重賞で善戦しているｱﾙﾋﾞﾚｵ､京都金杯2着のﾆｭｰﾍﾞﾘｰ､初重賞挑戦の阪急杯で2着のｺｽﾓｼﾝﾄﾞﾗｰあたりが人気面で続きそう｡最近3年は54ｷﾛの人気薄が穴をあけているが､今年54ｷﾛで出走するのはﾄｰﾙﾊﾝﾏｰとﾛｰﾄﾞﾏｼﾞｪｽﾃｨ｡ﾄｰﾙﾊﾝﾏｰは前走から3ｷﾛ減｡最近は短い距離を使われているが､04年に中山ﾏｲﾙの浅草特別を勝っている｡ﾛｰﾄﾞﾏｼﾞｪｽﾃｨは中山ﾏｲﾙ[2-0-0-1]で4走前に53ｷﾛでﾆｭｰｲﾔｰSを勝っている｡2頭とも渋った馬場を苦にしないﾀｲﾌﾟ｡馬場､枠順､展開などの条件が揃えば｡
2006/03/30
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