ニュージーランドT
レース展望

NHKマイルCのトライアルレース。中山芝1600mに変更された過去6年で1番人気は[2-2-0-2]で4連対。連対した4頭のうち3頭は前走重賞を勝っており、残る1頭は朝日杯FS3着だったのに対し、連対を外した2頭は前走アーリントンC7着、500万条件1着でともに重賞で3着以内がなかった。1番人気は重賞実績がないと危険。2、3番人気はともに[1-0-1-4]で1連対。最近4年は必ず7番人気以下の人気薄が連対しており、馬連は73.6倍、111.2倍、175.8倍、97.7倍と大荒れ。データ的には2勝以上、前走5着以内、重賞好走経験、中4〜8週を満たす馬に注目。

マイネルスケルツィはきさらぎ賞3着馬。きさらぎ賞上位入線馬はその後の重賞で大活躍。そこでの3着は評価できる。前走の黄梅賞は1分34秒6の好時計で楽勝。条件戦では力が違ったようだ。今回は前走とはメンバーが違うが、馬体の作りや雰囲気からここでも十分やれそう。良馬場ならまだ時計は詰められる。ロジックはシンザン記念3着、アーリントンC2着とマイル重賞戦線で善戦。今回のメンバーではこの実績は上位。前走タメて切れる脚を使ったことでマイル克服に目処を立てた。鞍上は昨年マイネルハーティーで勝った内田博騎手。先週は地方騎手最多の1日6勝を挙げている。

さわらび賞で逃げて4馬身差で楽勝したアドマイヤディーノ、ここまで3戦2勝で前走こぶし賞でアドマイヤディーノを負かしたドラゴンウェルズ、ファルコンSを豪快な追い込みで制したタガノバスティーユ、くるみ賞でスーパーホーネットとクビ差の2着があるアポロノサトリが人気面で続きそう。このあたりはそれほど力差はないので、相馬眼的な評価を含めて絞り込みたい。ファイングレインはきさらぎ賞8着、スプリングS9着に敗れたが、パドックで馬体、気配が目立っていた。レースでまじめに走っていないので力負けではなさそう。今回は叩き3戦目で鞍上に横山典騎手。これで変わらないか。

2006/04/05

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