東海S
レース展望
中京の長距離ダートの名物重賞。過去10年で1番人気は[3-3-1-3]で6連対。近走好走の重賞実績馬は信頼度が高い。2番人気は[3-1-2-4]で4連対、3番人気は[0-3-2-5]で3連対。10番人気以下は[0-0-1-51]で極端な人気薄の連対はない。馬連は10倍台までが6回と堅く収まることが多い。ダート実績馬が能力のモノをいわせて前に行き、そのまま押し切るケースが目立つ。穴はダート長距離実績のある人気薄。昨年は近走不振に終わっていたスターキングマンが9番人気で2着に入り穴をあけている。
ヴァーミリアンはダートで[3-1-0-1]で重賞2勝。距離不足のフェブラリーSは5着に敗れたが、前走のダイオライト記念は2着に6馬身差をつけて圧勝した。ダートではまだ底を見せていない。今回は58キロを背負ってテン乗りの幸騎手。課題があるとすればそのあたりか。半兄サカラートは昨年の東海Sを7馬身差で圧勝している。ヒシアトラスはマーチS1着、アンタレスS2着と堅実。過去2年の東海Sで3、6着に敗れており、2300mはベストの1800mより確度は落ちる。57キロは有利だが、ずっと使われているので調子落ちがないことが条件。
マイネルボウノットは佐賀記念1着、名古屋大賞典2着と地方交流重賞で好走。今回はメンバーが強くなるが、着実に力をつけておりここでも圏内にいる。後藤騎手とは[5-1-2-1]と相性がいい。後藤騎手は今年の重賞で[0-1-2-19]と不振だが、先週の事件でここは力の入るところ。空回りしなければいいが・・・。パーソナルラッシュはダイオライト記念でヴァーミリアンと6馬身差の2着。近走不振&休み明けだったことを考えれば悪くない。59キロは楽ではないが、底力はここでも見劣らない。出遅れずに道中まじめに走れば。
あとはダート長距離戦で堅実なアルファフォーレス、ひと息入れて立て直したハードクリスタル、長期休み明けをひと叩きされたクーリンガー、久々にダートだった名古屋大賞典で3着に入ったアサカディフィートあたりが人気面で続きそう。アルファフォーレスには川田騎手が騎乗する。前開催の中京で乗れていたので注意したい。穴で少し注目したいのはサイレントディール。近走不振で人気を落としそうだが、昨年の春待月Sではトップハンデ57.5キロを背負ってマイナルボウノットとクビ差の2着だった。走り頃の叩き3戦目で変わり身はないものか。
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