金鯱賞
レース展望
宝塚記念へのステップレース。過去10年で1番人気は[3-2-2-3]で5連対。58キロ以上だと[3-2-1-1]と堅実だが、57キロでは[0-0-1-2]で連対なく不振。最近4年はエアシャカール(59キロ)2着、ツルマルボーイ(58キロ)2着、タップダンスシチー(59キロ)1着・1着と結果を出している。2番人気は[3-2-2-3]で5連対、3番人気は[2-0-2-6]で2連対。馬連は10倍以下は2回のみ。万馬券は1回で中穴決着が多い。最近6年の連対馬12頭のうち9頭にローカル重賞勝ちがあった。穴でローカル重賞勝ちのある人気薄に注意。今年は例年よりメンバーのレベルが低そうだが、宝塚記念に向けて好レースを期待したい。
ローゼンクロイツは天皇賞(春)でディープインパクトに勝負を挑んで8着に敗れたが、今回はメンバーが一気に楽になる。芝2000mの重賞は[1-2-1-2]で関東に遠征した皐月賞と重馬場の大阪杯を除き3着以内を確保している。3走前の中京記念は2着に敗れたが、中京芝2000mに目処を立てた。陣営は当初から金鯱賞を意識していたのだろう。橋口厩舎は過去10年の金鯱賞で[1-2-1-3]で連対率43%の好成績。最近2年はアンカツとのコンビでザッツザプレンティ3着、ヴィータローザ2着。気になるのは前走減った馬体と週末の天気。57キロの1番人気が不振なデータを打ち破るか。
エリモハリアーは休み明け[0-0-0-3]で使われながら調子を上げるタイプだが、いきなり武豊騎手を乗せてきた。仕上がりに自信か。昨年は函館記念1着、朝日CC2着と芝2000mの重賞で好走した。中京芝2000mは[1-1-0-1]の実績がある。ブルートルネードは天皇賞(春)でシンガリの17着に惨敗。さすがに3200mは長かったようだ。芝2000mは[2-1-0-5]で昨年の函館記念ではエリモハリアーの2着がある。最近は馬体の増減が激しく、好走と惨敗を繰り返しているが、日経賞で3着したように力をつけている。当日テンションが高くなく、展開、馬場などが向けば。
エイプリルSで2着に好走したコンゴウリキシオーは叩き3戦目で岩田騎手。昨年の毎日杯ではローゼンクロイツと0.2秒差の3着がある。府中Sで久々の勝利を挙げたタイガーカフェは2走前から馬体、パドック気配が良くなった。今年7歳になったが、全弟フサイチジェンクの活躍で血が騒ぎ始めたのか。東海Sから連闘でくるアサカディフィートは冬場の方が走るが、ここでも地力は上位。鞍上の秋山騎手は中京芝2000mが得意。サンバレンティンは3走前の中京スポーツ杯の末脚が凄かった。昨年の中日新聞杯でメンバー最速タイの上がりを繰り出している。全弟にダービー2着のインティライミ。ダービーの週に激走はないか。
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