ダービー
有力馬診断
[7 ]メイショウサムソン
昨年夏から休みなく10戦使われたが、皐月賞を勝った後さらに調子を上げている。叩き上げで強くなった馬だけにそろそろ疲れが出てもおかしくないが、1週前調教、最終調教は皐月賞前より動き、馬体とも良かった。瀬戸口調教師最後のダービーで仕上げに抜かりはない。スピードの持続力に優れた馬で前後半60秒前後になったスプリングSと皐月賞を連勝してきた。今回は同じようなキャラのアドマイヤメインが青葉賞のようなペースで逃げれば持ち味の持続力が生かせる。誰にも邪魔されることなく、アドマイヤメインが逃げてメイショウサムソンが好位につければ2頭で決まるかもしれない。ただしこれは誰にでも分かること。各陣営は2頭に思い通りの競馬をさせるのかどうか。波乱があるとすればそこか。メイソウサムソンの現時点での完成度と底力はトップクラス。どんな展開になっても大崩れはないだろう。
[7 ]アドマイヤメイン
逃げる戦法に変えてから3連勝。500万条件では2着アペリティフ(京都新聞杯2着、タイム差なし)に1.5秒差、毎日杯では2着インテレット(皐月賞8着、0.8秒差、今年の菊花賞馬!?)に0.2秒差、青葉賞では2着マイネルアラバンサに0.7秒差をつけた。いずれも前後半5Fを60秒台でまとめている。平均ペースで逃げてしぶとい馬でこのスピードの持続力は大きな武器になる。後続になし崩しに脚を使わせて粘り込むという点で同じ橋田厩舎にいたサイレンススズカに似ている。デビュー当時は馬体にボリューム感がありマイラーかと思ったが、今は馬体のバランスが良くなり以前とは違う。坂路では頭を上げて幼い感じを残しているが、1週前、最終調教とも馬が気分良く走っていたのが印象的。今よほど調子がいいのだろう。大一番での乗り替わりはプラスではないが、乗り難しい馬ではない。飛びが大きいので馬場は悪化しない方がいい。
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