CBC賞
レース展望

昨年まで暮れの別定G2だったが、今年からG3のハンデ戦に変更された。今年から始まるサマースプリントシリーズ(函館SS、アイビスSD、北九州記念、キーンランドC、セントウルS)の前哨戦的位置づけになるが、秋のスプリンターズSに出走したい馬はここで賞金を上積みしてローテーションを楽にしたいところだろう。G3のハンデ戦になったことで混戦が予想される。アグネスラズベリはヴィクトリアMで中団からしぶとく伸びて5着と力のあるところを見せた。中京芝1200mは2戦2勝で末脚は確実。前走の好走によってハンデは1キロしか貰えなかったが、それがどう出るか。あとは当日の馬場状態と枠順が鍵になる。

シーイズトウショウは高松宮記念で3着に好走。中京芝1200mは[2-0-2-2]で03年のCBC賞を勝ち、昨年のテレビ愛知オープンでは57キロを背負って1分6秒7のレコードで楽勝している。今回のハンデ57キロは牡馬換算だと59キロで実質トップハンデ。57キロをこなした実績はあるが、他馬との比較で有利ではない。地力でどこまで踏ん張れるか。ワイルドシャウトは4連勝でテレビ愛知オープンを制した。持ち時計はないが、荒れ馬場を苦にしないタイプで自在性もある。前走より斤量が1キロ増えてメンバーも強くなるが、最近は勢いのある馬は結果を出す傾向。この馬で2戦2勝と相性のいい岩田騎手が持ってくるか。

リミットレスビットは芝1200mは[5-1-2-5]で5勝を挙げている。中京芝1200mは04年CBC賞で0.1秒差の3着、今年の高松宮記念で0.4秒差の7着がある。間隔は空いたが、陣営は[2-3-0-1]の武豊騎手を乗せてきた。58キロは楽ではないが、地力があるので要注意。シンボリエスケープは初重賞挑戦になるが、山城Sで0.1秒差のコスモシンドラーが阪急杯2着なら通用する下地はある。左回りの芝は東京芝1400mで2戦2勝。いずれも33秒台の末脚で差し切っている。ハンデは2キロ貰いの55キロ。ハイペースで追走に苦労しなければ一発ありそうだ。あとは軽ハンデ馬、人気が落ちた実績馬にも注意したい。

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