京成杯AH
レース展望
中山マイルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[4-0-2-4]で4連対。前走重賞好走馬は重ハンデを課せられて不振に終わる傾向。最近3年はミレニアムバイオ5着、マイネルソロモン3着、アイルラヴァゲイン6着。2番人気は[2-1-0-7]で3連対、3番人気は[2-2-1-5]で4連対。馬連は10〜30倍台が6回と多い。トップハンデは[3-2-6-6]で連対率29%。1、2番人気では[3-1-2-2]で連対率50%。52キロ以下の軽量馬は[0-1-2-25]と不振だが、今年は52キロ以下の出走はない。東西別では関東馬[7-8-7-60]、関西馬[3-2-3-27]で関東馬が優勢。関東馬は3番人気以内、関西馬は人気薄が好走する傾向がある。
マイネルスケルツィは中山芝3戦3勝でニュージーランドTを勝っている。馬体の作りからも中山が合うのだろう。NHKマイルC10着は出遅れも影響したが、ニュージーランドTを激走した反動もあったのだろう。調教時点で動き、気配がひと息だった。今回は休み明けで仕上がりが鍵になるが、ビッグレッドファームで乗り込まれている。目標はマイルCSのようだが、得意の中山で無様な競馬はできない。きさらぎ賞でドリームパスポート、メイショウサムソンに続いたように実力は3歳トップレベル。古馬が相手でも得意の中山で54キロなら通用しそうだ。柴田善騎手はマイネルモルゲンではなくこちらを選んだ。
インセンティブガイは中山マイル[3-0-0-4]で勝つか負けるか両極端だが、勝つときは強い競馬をしている。今年1月の初富士Sは好位から楽々と抜け出して1分32秒4で快勝。中山は開幕週で時計が早くなりそうなだけに持ちタイムがあるのは魅力。東京新聞杯3着、京王杯SC2着、安田記念6着と重賞制覇に目処は立っている。差す競馬もできるので横山典騎手がどう乗るか。カンファーベストは関屋記念で3年ぶりに勝利した。中山は新潟ほど得意ではないが、[2-1-2-3]と成績は悪くない。関屋記念は前半3F35.6秒。マイルの早い流れに対応できるかどうかが鍵になる。
アイビスSDをひと叩きされたステキシンスケクン、キャピタルSでオレハマッテルゼとハナ差の接戦をしたフォーカルポイント、関屋記念でメンバー最速の末脚を使ったペールギュントあたりが人気面で続きそう。ステキシンスケクンはアーリントンCでロジックを全く寄せ付けなかった。ハンデキャッパーはマイネルスケルティと同斤の54キロを課してきた。フォーカルポイントは休み明けだが、乗り込んで仕上がられている。東京が得意だが、中山マイルは朝日杯FS4着がある。ペールギュントは前走は位置取りが悪過ぎた。朝日杯FS3着があるように中山もこなす。中山は開幕週でBコースで行われる。土曜のレース傾向と枠順を考慮した上で最終決断を下したい。
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