京阪杯
レース展望
今年から距離が1800mから1200mに変更された。距離変更によりこれまでのデータは使えないため、同時期に行われている京都芝1200mのオープン特別・アンドロメダSを参考にする。過去8年のアンドロメダSの1番人気は[1-1-0-6]で2連対のみ。2番人気は[4-0-0-4]で4連対、3番人気は[1-1-1-5]で2連対。人気馬の信頼度は高くなく、馬連は20〜40倍が3回、50倍以上が2回、万馬券1回と荒れている。前走負けた馬が巻き返すことが多く、前走6〜9着[3-0-3-23]、前走10着以下[0-4-2-39]。前走着順はある程度無視して実力、コース適性から狙い馬を定めたい。
イースターは10月に復帰してオープン特別で2、4、3着。距離1800〜2000mに目処を立てたが、芝1200mに使ってきた。元々掛かり気味に行く馬で距離短縮で折り合いがつきやすいが、芝1200mは今回が初めてで流れに乗って切れる脚を使えるかどうかは未知数。ただし馬体、走法、血統面などからこなす下地はありそう。コパノフウジンは芝1200m[2-3-0-4]でクリスタルCとオーシャンSで2着がある。前走の福島民友Cは好タイムで快勝。前半3F32.8秒のハイペースで楽々と2番手につけたスピードは魅力。春のシルクロードSは0.1秒差の4着。鮫島騎手次第でそれ以上が期待できそう。
タマモホットプレイは京都芝[3-2-0-4]で1200mはアンドロメダS2着、シルクロードS1着、がある。昨年のアンドロメダSは後方から最内を突いて上がり3Fメンバー最速の33.4秒で突っ込んで2着。シルクロードSは好位からメンバー最速タイの34.1秒で差し切り勝ち。得意の京都で斤量56キロなら好勝負できそう。ただ位置取りが後ろ過ぎると展開に左右される。渡辺騎手がどう乗るか。リミットレスビッドは最近はダートで活躍しているが、芝もこなす馬で京都芝1200mは[2-1-0-2]。斤量57キロは有利ではないが、地力があるだけに侮れない。今回はテン乗りの和田騎手に乗り替わる。
3連勝でオープン入りしたアンバージャック、1600万条件で3勝目を挙げ再度オープン入りしたフサイチホクトセイ、スプリンターズSで3着に突っ込み大穴をあけたタガノバスティーユあたりが人気面で続きそう。アンバージャックは2歳時から調教の動きが目立っていたが、ようやく調教と実戦が結びつくようになった。メンバーは強くなるが、前走の勝ちっぷりからコース適性はある。フサイチホクトセイは右回り[1-4-0-4]に対し、左回り[4-2-1-1]で左回りの方が堅実だが、スピードはここでも通用する。タガノバスティーユはスプリンターズSのように内からロスなく捌いてこれれば。最終週のため、馬場適性、枠順も考慮したい。
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