京成杯
レース展望

99年に2000Mに変更されてからキングカメハメハ、アドマイヤジャパンなどクラシックに有力馬を送り込んでいる。今年は果たしてどうだろう。過去8年で1番人気は[4-0-1-3]で4連対。前走が500万条件だった馬は[1-0-1-2]で1連対と不振。2番人気は[3-2-0-3]で5連対、3番人気は[1-1-2-4]で2連対。連対馬16頭のうち14頭が4番人気以内と人気馬が堅実。そのため馬連は10倍前後とほとんど荒れない。連対馬16頭のうち11頭に芝2000mの経験があり、残る5頭には芝1600M以上で2馬身差以上の圧勝または重賞連対があった。これがひとつの目安になる。穴で初勝利直後の馬に注意。

サンツェッペリンは前走ホープフルSでニュービギニングの2着。ハイペースの展開が嵌った感もあるが、後方からいい脚を使って追い込んできた。3走前の百日草特別ではアサクサキングスと0.1秒差の2着。アサクサキングスはその後、ラジオNIKKEI杯2歳Sで不利を受けながらも0.4秒差の5着に好走している。2走前のエリカ賞は5着に敗れたが、初輸送が影響したのか、道中力んで走っていたようだ。10月に復帰してからレース間隔は詰まっているが、4日にはウッドで一杯に追われている。斉藤誠調教師は35歳の若手で昨年厩舎を開業。3戦目の重賞挑戦で勝利を手にするか。鞍上は骨折で休養していた松岡騎手。

メイショウレガーロは新馬戦でアドマイヤヘッドに競り負けたが、その後、未勝利、ベコニア賞を連勝。ベゴニア賞ではデットーリ騎手が騎乗し、好位からメンバー最速の34.4秒で抜け出した。2着のマイネシャリマーは芙蓉Sでドリームジャーニーの3着、いちょうSでマイネルシーガルの3着と物指しになる馬でこれに先着できたことは評価できる。小島太厩舎は05年の共同通信杯をストーミーカフェが勝ってから重賞で[0-0-3-53]と大不振で現在重賞で25戦3着以内がない(06年3月12日以降)。息子の小島太一騎手を騎乗させてツキが落ちたような気もするが・・・。そろそろ流れを変えたいところ。今回はテン乗りの後藤騎手。

ピサノデイラニはシンボリクリスエスの半弟でダートで2勝を挙げた。2走前に2着に負けた競馬は強い内容で底力がある。芝は新馬戦でスローペースで逃げて6着に敗れたが、パドック&レースで馬っ気を出し、集中して走っていなかったようだ。北村騎手と藤沢和調教師は芝でもやれるという見解。課題があるとすれば末脚の切れ味か。今回は横山典騎手に乗り替わる。京都2歳Sで2着があるローズプレステージ、葉牡丹賞を勝ったマイネルアナハイム、重賞戦線を歩んできたアロマンシェアスあたりが人気面で続きそう。3歳戦の基本は相馬眼。重賞を勝てる馬を見抜きたい。馬場のマッチングも重視したいところ。

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