京成杯
レース回顧
サンツェッペリンはハナを切って前半5F62.3秒のスローペース。ラスト3Fでペースアップして直線に向くと後続を影を踏ませずにそのまま逃げ切った。楽な展開だったとはいえ、後半5Fを59.3秒でまとめたようにそれだけではない。馬体がきっちり仕上がっていたし、現時点では他馬とは完成度が違った感じ。厳しい展開になったホープフルで2着に入ったのはダテではなかった。今後も完成度の高さで優位に立てるメンバーなら上位争いできそうだ。
メイショウレガーロは中団を進み、直線で馬群を割って伸びて2着を確保。最後は横一線の2着争いの中、しぶとく伸びてきた。素質の高さは示したが、現時点では馬体の線が細く完成途上といった印象。距離に目処を立て、今後の成長如では可能性は残しているが、本格化するのは秋以降かもしれない。
アルナスラインは後方からメンバー最速の34.5秒で追い込んで3着。ダートの500万条件を勝ってきた馬だが、中山の力のいる芝は合うようだ。軽い芝ではスピード&切れ負けしそうだが、力のいる馬場、荒れ馬場ならそれなりにやれそう。ただ本質的にはダートの方が合う。
ダイレクトキャッチは大外からメンバー2位の34.6秒で伸びたが5着止まり。外を回るロスのある競馬がスローペースで余計に応えたのだろう。現時点ではゆったり進められる東京コースの方が合う。最終調教で逆手前のまま走り、少し捌きが硬かったが、そのあたりが改善されてくれば。
ピサノデイラニは中団を進んだが、4コーナーで後方に下がってシンガリの12着。仕上がり自体は良さそうだったが、馬が走るのを自分で止めた感じ。馬が走る気にならないと芝のスピード競馬は厳しそうだ。
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